ゼンリンは4月25日、企業博物館のゼンリンミュージアム (福岡県北九州市)にて、5月20日から9月3日まで、道路地図やカーナビゲーションの歴史に焦点を当てた企画展「クルマの地図 大集合!! ~68年の軌跡~」を開催すると発表した。企画展は、通常の入館料(大人1,000円)のみで見学できる。
企画展では、日本初の道路地図の誕生から、世界初のカーナビゲーションの実機、現代のカーナビゲーションまで、知られざる「クルマの地図」の歴史を貴重な資料と共に紹介する。
[企画展について]
1.展示内容
日本初の道路地図は、戦後の高度経済成長期、道路インフラの整備が進み、乗用車が徐々に庶民に広まりつつあった昭和30年に誕生。その後、多くの地図会社がバラエティ豊かなものを手掛けるようになると、車1台に1冊が常備される時代となった。そして平成に入り、デジタル時代が幕を開けると、道路地図はデジタルデータを搭載したカーナビゲーションへと次第に移行していく。
今回の企画展では、交通革命やデジタル革命といわれる社会の変化に対して、「クルマの地図」がどのように変化し、どのような役割を果たしてきたのかを、当時の資料と共に振り返る。
2.見どころ
日本初・世界初のクルマの地図を、関係各社の協力の下、一堂に展示。舗装路と未舗装路の識別が重要だった昭和30年代の道路地図や、アナログ地図時代のカーナビゲーション、現代まで続くベストセラー道路地図帳の原点など、その当時の技術や英知を結集した様々な「クルマの地図」を紹介する。
3.タイトルに込められた想い
この企画展では、乗用車で使用されてきた「地図」を中心に扱うことから、個人所有の乗用車に用いられる「クルマ」という表記を使用。また、モータリゼーションの進展の中で、「クルマ」での移動に欠かせない必需品となった紙の道路地図や、カーナビゲーションを一堂に集結、68年の歴史を紐解く展示であることから、タイトルを「クルマの地図 大集合!! ~68年の軌跡~」としたと云う。
4.その他
・企画展の開催期間中、有料入館者全員に、昭和45年に日地出版が発行した道路地図の表紙をモチーフとしてあしらった期間限定デザインのチケットホルダーを配布。
・会期中の平日(休館日を除く)14:00~14:30に学芸員による参加費無料の企画展ガイドツアーを実施。ツアーは参加人数により、少人数のグループに分けて複数回実施される。事前予約は不要。
<概要>
– 名称:クルマの地図 大集合!! ~68年の軌跡~
– 会期:2023年5月20日(土) ~ 9月3日(日)
– 場所:ゼンリンミュージアム 多目的展示室
期間限定デザインのチケットホルダー。
[ゼンリンミュージアム概要]
– 開館時間:10:00~17:00(最終入館16:30)
– 休館日:月曜日(但し祝日の場合は翌平日)
※この他、年末年始等、臨時に休館することがある。
– 入館料:
・一般:1,000円
・保護者同伴の小学生以下:無料
・8名以上の団体:800円
・障害者とその同伴者(1名迄):800円
※通常の入館料で企画展の見学も可能。
※入館料には、パンフレットとチケットホルダー代金を含む。