鍬入れ式を行う出席者。写真中央がManolo Jimenezコアウイラ州知事(中央右)と山石昌孝代表取締役会長兼CEO(中央左)。右から4番目がJeff Barna(YTC取締役社長兼CEO)、左から3番目が瀧本真一(YCNA取締役会長兼CEO)、4番目がNitin Mantri取締役専務執行役員兼Co-COO
横浜ゴムは4月15日、メキシコの乗用車用タイヤ新工場の起工式を開催したと(4月22日)発表した。
式にはManolo Jimenez(マノロ・ヒメネス)コアウイラ州知事、Jose Maria Fraustro Siller(ホセ・マリア・フラウスト・シラー)サルティヨ市長をはじめ、多くの政府関係者や地元関係者が出席。
横浜ゴムからは山石昌孝代表取締役会長兼CEO、Nitin Mantri(ニティン・マントリ)取締役専務執行役員兼Co-COOの他、北米のタイヤ販売子会社のYokohama Corporation of North America(YCNA)の瀧本真一取締役会長兼CEOおよびYokohama Tire Corporation(YTC)のJeff Barna(ジェフ・バーナ)取締役社長兼CEOなどが出席した。
挨拶に立った山石代表取締役会長兼CEOとバーナYTC取締役社長兼CEOは、工場建設に関わる多くの尽力に謝意を表すと共に、新工場の重要性や北米市場にもたらすメリットなどを語った上で、「新工場は今後予測されるタイヤ需要の増大に迅速に対応するため、北米市場での地産地消の能力増強を目的として建設します。生産能力は年産500万本で、2024年第2四半期に着工し、2027年第1四半期からの生産開始を予定しています。また、将来的な拡張も視野に入れています」と述べた。
なお横浜ゴムは2024年度から2026年度までの新中期経営計画「Yokohama Transformation 2026(YX2026)」(ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーロク)のタイヤ消費財戦略に於いて、高付加価値商品の主力であるグローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN(アドバン)」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR(ジオランダー)」、「ウィンタータイヤ」、そして18インチ以上のタイヤの拡販に取り組んでいる。
また、各地域の市場動向に沿った開発・供給・販売体制などを強化する「商品・地域事業戦略」を推進していると説明している。
新工場の概要
所在地:メキシコ合衆国コアウイラ州サルティヨ アリアンサ工業団地
事業内容:乗用車用タイヤの生産
敷地面積:約61万平方メートル
生産能力:500万本/年