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2024年4月10日【トピックス】

ヤマハ発動機の二輪車製品、レッド・ドット・デザイン賞

NEXT MOBILITY編集部

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ヤマハ発動機・ロゴ

ヤマハ発動機の二輪車「MT-09」「XMAX300」が国際的なデザイン賞〝Red Dot Award:プロダクトデザイン2024〟を受賞した。なお同社製品の受賞は2012年から13年連続となる。

 

このRed Dot Awardは、独・ノルトライン=ヴェストファーレン州エッセン所在の登録協会( eingetragener Verein / 日本の社団法人に相当 )として1954年に設立された「Haus der Industrieform e.V.」にまで遡れる。事前選任された多数の識者が厳正な審査を経て、優れた製品を選出する建て付けは設立当時から一貫している。

 

1961年当時の「Haus Industrieform」に於ける審査風景( 写真の出所:Marga Kingler/Photo Archive Ruhr Museum )

 

なお現在は、Red Dot GmbH & Co. KG( Verein Industrieform e.V. )が主催する「 Red Dot Award 」となり、製品デザイン、工業デザイン、ブランド・コミュニケーションデザイン、デザイン・コンセプトなどを対象とした国際的なデザイン・コンペティションとなり、受賞対象者には「Red Dot品質ラベル」が授与される。

 

2024年度の審査セッションは先の3月に開始。4月初旬に受賞結果が通知され、来たる6月に栄えある授賞式が当地で執り行われる予定だ。なお今回、ヤマハ発動機が獲得したプロダクトデザイン賞の対象は以下の通りだ。

 

<受賞各モデルの特徴>

「MT-09」は、2013年に発売が開始されたロードスポーツモデル。

 

今回受賞した2024年モデル(第4世代)は、これまで以上に自在なライディングが楽しめるモデルを目指し、フロントマスクからフューエルタンクそしてテールまで一塊となった凝縮感あるフォルムに、直感的な操作を支えるハンドルスイッチ、吸気音を伝えるアコースティック・アンプリファイア・グリルなど、細部まで人の感覚に寄り添う技術とデザインが施されている云う。

 

 

一方の「XMAX」は、2006年の導入以来、欧州のシティコミューターとしてその地位を確立、現在はグローバルモデルとして展開されているスポーツスクーター。

 

今回受賞した2023年モデルでは、人と機械の関係性に着目しつつ、同モデルの象徴でもある躍動感と利便性・快適性を向上。スポーツバイク同等のフロントフォークやエンジンユニットのパワーデリバリーという機能に則した要素を、タイトなシルエットの中に視覚化することで魅力的な高揚感を表現。

 

また、利便性に於いては、シート下のスペース効率が徹底的に見直され、足つき性やフィット感が高めたシート形状としつつも、フルフェイスヘルメット2個分の収納容量が確保されていると云う。

 

 

(参考)ヤマハ発動機のデザインアワードサイト

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。