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2024年5月14日【イベント】

ヤマハ発動機、「人とくるまのテクノロジー展2024」 に出展

NEXT MOBILITY編集部

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ヤマハ発動機・ロゴ

ヤマハ発動機は5月14日、パシフィコ横浜で22~24日に開催される国内最大級の自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2024 YOKOHAMA」と、そのオンライン展示会である「人とくるまのテクノロジー展2024 ONLINE」(STAGE1:5月15日~6月5日)(主催:自動車技術会)に、同社の技術ビジョンをテーマに出展すると発表した。

 

同社では、技術ビジョン =〝「楽しさ」の追求と社会課題の解決で新しい価値を創る〟の実現に向け、企業目的である「感動創造」の核となる基礎研究に人間研究を位置付けている。

 

この技術ビジョンでは、エネルギーマネジメント、知能化、ソフトウエアサービスを新たなコア技術としてさらに強化し、既存の基盤技術との組み合わせで、長期ビジョン=「ART for Human Possibilities」の実現を目指していると云う。

 

そこで、「人とくるまのテクノロジー展 2024 」では、技術ビジョンを体現する取り組み例として、より楽しく、より安全な運転を音で支援する後方認知支援デバイス「感覚拡張HMI」、ライダーの感情を可視化する「感情センシングアプリ」、自立アシスト機能搭載の電動スクーター「ELOVE」、人とマシンの関係性を探る概念検証実験機「MOTOROiD2」を展示する。

 

[出品概要]

・感覚拡張HMI (初出展)
自車周辺環境の認識を支援する技術は、ミラーやカメラなど視覚を介した技術が主流であるが、「人間は本来、死角を〝見る〟のではなく〝聞く〟ことで認識するのが自然である」との考えから、カリフォルニア工科大学との共同研究により生まれた、聴覚を利用して後方認知を直観的に支援する特許技術。聴覚を利用することで、後方など死角に位置する物体を、まるで気配のように自然な感覚として運転者に通知することを目指している。

 

 

・感情センシングアプリ
身体に装着したベルト型センサーで心電データを計測し、喜びやリラックスした状態、緊張など、ライダーの感情を推定しスマートフォンに表示するアプリ。感情を地図上にプロットすることで、ビューポイントで得た感動や、複雑な交通環境での緊張、またイライラ感や眠気など、ライダーが行動を判断する上で参考となる心身状態を時系列でフィードバックすることで、バイクライフの楽しさを拡げ、安心・安全な運転を支援する。

 

 

・ELOVE(イーラブ)
電動スクーターに、ヒト型自律ライディングロボットの「MOTOBOT(モトボット)」や「MOTOROiD(モトロイド)」で培った制御技術を基に開発した「AMSAS」(*)を搭載したコンセプトモデル。バイクが自らバランスを取ることで極低速時の転倒不安や疲労からライダーを解放し、安心・快適に二輪車による移動が楽しめる。展示車両には、バイクをもっと好きになってもらうための装備を搭載。これらアイデアにはデザイン思考が活用されている。

※AMSAS(Advanced Motorcycle Stability Assist System):駆動力と操舵力の制御を用いて、低速走行時に車両の姿勢を安定化させる技術。

 

 

・MOTOROiD(モトロイド)2
モビリティに知能化技術を融合させた概念検証実験機。オーナーを認識して起き上がり、伴走し、その背に乗せて走行する生き物のような生命感をもつパーソナルモビリティ。自らをセンシングして不倒状態を保つバランス制御AMCES(*)や、オーナーの意思をくみ取りながら状態を判断する画像認識AIを搭載し、人とマシンが呼応し合う新たな関係を研究している。

※AMCES(Active Mass CEnter control System):二輪車を電子制御で安定化する技術。車体をアクティブ制御することで、常に車両の姿勢を最適化する。

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。