持続可能なモビリティのメガトレンドに対応したイノベーションを展示
ヴァレオは10月17日から23日までの期間、パリのポルト・ド・ベルサイユ見本市会場で開かれる第89回パリ・モーターショー「Mondial de l’Auto( ホール 4-No.410 )」に出展する。
同会場でヴァレオは、自社の持続可能な価値創造戦略「Move Up」を支える〝電動化の加速〟〝ADAS(先進運転支援システム )の加速〟〝ライティングエブリウェア〟〝インテリア・エクスペリエンスの再創出〟に貢献する4つのイノベーションを披露する。
まず電動化に関して同社は、高電圧電動化技術を搭載したプロトタイプを展示。2022年初から40億ユーロ以上受注(2021年から2022年に掛けて高電圧電動化の分野で40億ユーロを受注するという目標を2022年6月末に達成)したEV向けを含むサーマルエナジーマネージメントに関する専門知識を提示。
併せてヴァレオはルノーグループと共に設計・共同開発する希土類・磁石を一切使用しない新世代の自動車用電動モーターのプロトタイプを公開する。
ADAS分野では、第3世代LiDARの検知デモンストレーションを行う
ADAS分野では、第3世代LiDARのSCALA3レーザースキャナーの検知デモンストレーションを行う。このSCALA3は車両の自動運転レベル3を行う上で主要な役割を果たす長距離用LiDARの最新バージョンだ。
またインテリア・エクスペリエンス関連では、ドライバー・モニタリング・システムの体験環境を披露する。同システムは、カメラによりドライバーの状態を識別・把握し、注意力の深度を検知する技術を提案していく予定だ。
ライティングに於いては、電動化によってもたらされる新しい可能性が提示される。というのは内燃エンジン車では不可欠なフロントのラジエーター・グリルが、EVのアーキテクチャでは不要になってくるからだ。
特にビジビリティシステムでは、車のライトが道路利用者に情報を提供・導き・注意喚起し、サポートするという安全でスマートな提案をブース上で展開していく事なると述べている。