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2022年10月24日【イベント】

UD、エクストラマイルチャレンジ2022決勝戦を本社で開催

坂上 賢治

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世界の現役トラックドライバーが4年ぶりに集結し運転技術を競う

 

UDトラックス株式会社(本社:埼玉県上尾市、代表取締役社長:丸山浩二 以下、UDトラックス)は10月19日(水)〜21日(金)の3日間にわたり、世界各国のドライバーが競い合う国際競技会「UDエクストラマイルチャレンジ2022」の決勝戦を本社敷地内のUDエクスペリエンスセンターで開催した。本大会が行われたのは2018年以来4年ぶりで、通算5回目となる。

 

19日の開会挨拶では、UDトラックスの丸山浩一代表取締役社長は「物流需要が高まる中で、コロナの感染拡大やドライバー不足など、物流をとりまく環境は厳しい状態が続いています。

 

その中で今日の決勝に参加するような技術力の高いドライバーは、事業経営に貢献するだけでなく、物流の効率化、交通事故の削減、環境負荷低減など社会課題の解決にも貢献します。世界中の仲間とともにUDエクストラマイルチャレンジを楽しんでください」と激励の声を投げかけた。

 

 

今年の大会では、11カ国110名のドライバーの中から予選を勝ち抜いた11名が日本での決勝戦で「究極のドライバー”ultimate driver”」の称号をかけて競った。

 

ドライバーの出身国は、日本、シンガポール、南アフリカ、インドネシア、エクアドル、カタール、ジンバブエ、タイ、ベトナム、フィリピン、マレーシア。

 

ドライバーは、実際の運行手順を再現した「始業点検」、「燃費効率・安全運転」、「操作・駐車技術」という種目で技能を競い合った。

 

各種目は収益性、燃費効率、稼働率、メンテナンスコストそして安全性を基準として採点され、最高得点を獲得したドライバーが、高度な効率性を兼ね備えたドライバー、すなわち「究極のドライバー”ultimate driver”」の称号を獲得した。

 

今年の優勝者は、クオン部門では、日本代表の日昭丸運社の会沢公一氏、クエスター部門は、タイ代表のカモクスブ・ロジスティックス(Kamokusub Logistics)社のチャウィン・チャレミャル (ChawinChalermyart)氏に決定した。両氏の優勝コメントは以下の通り。

 

クオン部門:日本代表
株式会社日昭丸運 会沢公一氏
「UDエクストラマイルチャレンジという国際大会への出場は、日本代表というプレッシャーとの闘いでもありましたが、世界のドライバーと競い合うというなかなかない経験でした。この優勝は大勢の方の応援があって成し遂げられたものです。心より感謝申し上げます。これからも『究極のドライバー』の名に恥じないよう一層安全運転を心がけていきます」

 

 

クエスタ―部門:タイ代表
カモクスブ・ロジスティックス社
チャウィン・チャレミャル 氏
「とても嬉しく、興奮しています。このイベントを企画したUDトラックスに感謝したいと思います。運転技術を向上させて全体的により効率的な運転をし、トラックのパフォーマンスを最適化する方法を習得しました。今回の経験から多くの恩恵を受けました」

 

またUDトラックスは開催の趣旨について「熟練ドライバーの不足は世界中で深刻な問題になっている中、UDトラックスは時世が求めるトラックとサービスを提供するという創立理念に従い、解決のためのソリューションを提供しています。

 

UDエクストラマイルチャレンジはその取り組みの一環です。究極のドライバーに至るまでには何万キロもの走行経験を積み技術を高める必要がありますが、当社は、ドライバーが熟練した技術を身につける支援をするための、総合的なトレーニングプログラムを提供しています。

 

UDトラックスは〝ベターライフ〟というパーパス(存在意義)のもと、〝Better for Logistics(より良い物流)〟〝「Better for the Planet(より良い地球環境)〟〝Better for People(より良い社会)〟〝Better for Business(より良いビジネス)〟の実現に邁進しています」と話している。

 

「UDエクストラマイルチャレンジ2022」結果

【クオンカテゴリー】
総合優勝:日本代表 株式会社日昭丸運 会沢公一(あいざわ・こういち)氏
最優秀始業点検賞: 日本
最優秀運転技量賞: 日本
最優秀燃費効率賞: シンガポール

 

【クエスターカテゴリー】
総合優勝:タイ代表  カモクスブ・ロジスティックス(Kamokusub Logistics)社
          チャウィン・チャレミャート (ChawinChalermyart)氏
最優秀始業点検賞: ジンバブエ
最優秀運転技量賞: タイ
最優秀燃費効率賞: タイ

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。