世界の現役トラックドライバーが4年ぶりに集結し運転技術を競う
UDトラックス株式会社(本社:埼玉県上尾市、代表取締役社長:丸山浩二 以下、UDトラックス)は10月19日(水)〜21日(金)の3日間にわたり、世界各国のドライバーが競い合う国際競技会「UDエクストラマイルチャレンジ2022」の決勝戦を本社敷地内のUDエクスペリエンスセンターで開催した。本大会が行われたのは2018年以来4年ぶりで、通算5回目となる。
19日の開会挨拶では、UDトラックスの丸山浩一代表取締役社長は「物流需要が高まる中で、コロナの感染拡大やドライバー不足など、物流をとりまく環境は厳しい状態が続いています。
その中で今日の決勝に参加するような技術力の高いドライバーは、事業経営に貢献するだけでなく、物流の効率化、交通事故の削減、環境負荷低減など社会課題の解決にも貢献します。世界中の仲間とともにUDエクストラマイルチャレンジを楽しんでください」と激励の声を投げかけた。
今年の大会では、11カ国110名のドライバーの中から予選を勝ち抜いた11名が日本での決勝戦で「究極のドライバー”ultimate driver”」の称号をかけて競った。
ドライバーの出身国は、日本、シンガポール、南アフリカ、インドネシア、エクアドル、カタール、ジンバブエ、タイ、ベトナム、フィリピン、マレーシア。
ドライバーは、実際の運行手順を再現した「始業点検」、「燃費効率・安全運転」、「操作・駐車技術」という種目で技能を競い合った。
各種目は収益性、燃費効率、稼働率、メンテナンスコストそして安全性を基準として採点され、最高得点を獲得したドライバーが、高度な効率性を兼ね備えたドライバー、すなわち「究極のドライバー”ultimate driver”」の称号を獲得した。
今年の優勝者は、クオン部門では、日本代表の日昭丸運社の会沢公一氏、クエスター部門は、タイ代表のカモクスブ・ロジスティックス(Kamokusub Logistics)社のチャウィン・チャレミャル (ChawinChalermyart)氏に決定した。両氏の優勝コメントは以下の通り。
クオン部門:日本代表
株式会社日昭丸運 会沢公一氏
「UDエクストラマイルチャレンジという国際大会への出場は、日本代表というプレッシャーとの闘いでもありましたが、世界のドライバーと競い合うというなかなかない経験でした。この優勝は大勢の方の応援があって成し遂げられたものです。心より感謝申し上げます。これからも『究極のドライバー』の名に恥じないよう一層安全運転を心がけていきます」
クエスタ―部門:タイ代表
カモクスブ・ロジスティックス社
チャウィン・チャレミャル 氏
「とても嬉しく、興奮しています。このイベントを企画したUDトラックスに感謝したいと思います。運転技術を向上させて全体的により効率的な運転をし、トラックのパフォーマンスを最適化する方法を習得しました。今回の経験から多くの恩恵を受けました」
またUDトラックスは開催の趣旨について「熟練ドライバーの不足は世界中で深刻な問題になっている中、UDトラックスは時世が求めるトラックとサービスを提供するという創立理念に従い、解決のためのソリューションを提供しています。
UDエクストラマイルチャレンジはその取り組みの一環です。究極のドライバーに至るまでには何万キロもの走行経験を積み技術を高める必要がありますが、当社は、ドライバーが熟練した技術を身につける支援をするための、総合的なトレーニングプログラムを提供しています。
UDトラックスは〝ベターライフ〟というパーパス(存在意義)のもと、〝Better for Logistics(より良い物流)〟〝「Better for the Planet(より良い地球環境)〟〝Better for People(より良い社会)〟〝Better for Business(より良いビジネス)〟の実現に邁進しています」と話している。
「UDエクストラマイルチャレンジ2022」結果
【クオンカテゴリー】
総合優勝:日本代表 株式会社日昭丸運 会沢公一(あいざわ・こういち)氏
最優秀始業点検賞: 日本
最優秀運転技量賞: 日本
最優秀燃費効率賞: シンガポール
【クエスターカテゴリー】
総合優勝:タイ代表 カモクスブ・ロジスティックス(Kamokusub Logistics)社
チャウィン・チャレミャート (ChawinChalermyart)氏
最優秀始業点検賞: ジンバブエ
最優秀運転技量賞: タイ
最優秀燃費効率賞: タイ