国土交通省と自動車事故対策機構 (NASVA)は11月22日、両者が自動車の安全性能を評価・公表している自動車アセスメント(JNCAP)に則り、衝突安全性能や予防安全性能を総合評価する〝自動車安全性能2023〟に於いて、スバル(SUBARU)の「クロストレック /インプレッサ 」が最高評価のファイブスター賞を受賞したと発表した。
両車は、「予防安全性能評価」、「衝突安全性能評価」で共に最高のAランクを獲得。これに加えて、事故発生時にエアバッグ展開と連動し、専門のオペレータを通じて自動通報する「事故自動通報装置」を装備していることから、最高評価にあたる「ファイブスター賞」を受賞した。
<自動車安全性能2023の評価結果>
*詳しい評価結果は、NASVAのホームページ を参照(自動車安全性能2023試験映像:スバル クロストレック )。
※「自動車安全性能 2023」より「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」の評価に、歩行者との事故に対応した評価を新たに導入。この評価内容の変更に伴い配点の変更があるため、安全性能について過去に評価した車種との点数の大小による直接比較は出来なくなっている。また、「車内こども置き去り防止支援装置」に関する情報提供を開始。対象装置ありのマークを付けている。
クロストレック。
(参考)クロストレック/インプレッサの安全装備
<予防安全性能>
・視野を大幅に広げ、様々な高い予防安全性能や運転支援を実現する新開発のステレオカメラ。
・プリクラッシュブレーキの対応範囲を拡大(低速走行時での二輪車や歩行者)する広角単眼カメラ。
・交差点での右左折時などに進行方向を照らすコーナリングランプ。
・車両周囲360°を映し出し、駐車時などで死角となるエリアを確認できるデジタルマルチビューモニター。
<衝突安全性能>
・自車の高い衝突安全性能とともに、衝突相手の被害軽減(コンパティビリティ)を実現する車体構造。
・衝突時に対向車線にはみ出さないように自車を減速・停止させ二次被害を抑えるポストコリジョンブレーキコントロール。
・8つの乗員保護エアバック(デュアルエアバッグ、サイドエアバッグ、カーテンエアバッグ、ニーエアバッグ、シートクッションエアバッグ)。
・衝突時のドアの室内への進入を防ぐリアドアキャッチャー。
・歩行者の頭部へのダメージを軽減する歩行者保護エアバッグ。
<事故や故障発生時のサポート>
・長時間ハンドル操作がされないなどドライバーに異常が生じたと判断された場合、自動で減速・停止、周囲へ警告、ドアロックを解除するドライバー異常時対応システム。
・エアバッグが作動するような大きな事故を感知して、自動的にコールセンターに通報する先進事故自動通報。
・故障やトラブルの際、ボタンを押すだけで24時間コールセンターに接続するコネクティッドサービス。
インプレッサ。