世界で初めて名人を倒した将棋AI「Ponanza」の開発者である⼭本⼀成と、カーネギーメロン⼤学で自動運転を研究しPh.D.を取得した⻘⽊俊介によって2021年に共同創業。目下、完全自動運転車の開発・販売に取り組むTuring(チューリング)は11月1日、東京ビッグサイトで開催中の「JAPAN MOBILITY SHOW 2023 (旧 東京モーターショー)」にて、初の自社開発コンセプトカー「Turing Machine Alpha(チューリングマシン アルファ)」を初公開した。
「We Overtake Tesla」をミッションに掲げるチューリングは、完全自動運転の実現に必要なAI・ソフトウェアの研究と並行して、ハードウェアの制御や製造工程についても技術の獲得を進めるべく各種開発に取り組んでいる。ソフトウェアとハードウェアが相互に連携する次世代の自動車を開発、製造することにより、将来的には自らが量産車メーカーになることを目指す。
「Turing Machine Alpha」は、チューリングが完成車メーカーになるために必要な車両の設計・制御・製造等のノウハウを獲得するために製作した、Turing初のオリジナル車両。自社開発のシャシやボディに加え、今後の製品への搭載に向けて開発中のIVI(In-Vehicle Infotainment)ディスプレイが大きな特徴となっている。
▼製作工程
▼Turing Machine Alpha コンセプト動画
今後のマイルストーンは以下の通り
2025年:自社開発車100台の販売
2027年:完全自動運転EVの量産スタート
2030年:完全自動運転EV10,000台の生産
社名:Turing株式会社(読み:チューリング、英語表記:Turing Inc.)
代表者:代表取締役 ⼭本⼀成
設⽴:2021年8⽉
資本⾦:3,000万円(2022年9⽉末現在)
事業:完全自動運転EVの開発・製造
本社:千葉県柏市若柴226番地44中央141街区1