トヨタ自動車は10月26日から11月5日に掛けて開催されるJAPAN MOBILITY SHOW 2023で「クルマの未来を変えていこう-Find Your Future」をテーマにブース出展する。
10月17日に公表された出展モデル第2弾は、“好きなときに・好きな場所で・好きなことができる”モビリティの未来を実現するコンセプトモデル「KAYOIBAKO(カヨイバコ)」を公開した。
ブースでは、KAYOIBAKOが、ビジネスからプライベートまで自由に行き来するユーザーニーズに、どのように応えられるかをショー形式で表現していく。
車両の特徴は、拠点間を行き来しながら部品や製品を安全かつ効率的に運ぶ「通い箱」コンセプトに沿って、適切なサイズでムダがなく、箱の中敷を生産現場毎に変えることで様々なニーズに対応するものとした。
KAYOIBAKOは、その考え方をコンセプトに織り込み、これからのモビリティのあり方を表現した、新しいコンセプトのコンパクトスペースとなる。
モビリティの「素性の良い原単位」として内外装のパッケージとアフォーダブルさを追求しており、目的に応じて役割を変えることができる「超拡張性能」を備えているため、ベース車両として様々なシーンでのニーズに応えられるバッテリーEV(以降、BEV)だ。
ソフト面でもハード面でも役割に応じたカスタマイズが可能なBEVという特性を活かし、スマートグリッドなど知能化された社会システムの一部として活躍する。
まずビジネスユースでは、社会インフラとして様々な課題へのソリューションを提供する。例えば、ラストワンマイルの物流課題に対しては、効率的な小口輸送に適したカスタマイズによってスマートな物流の実現に貢献。また商品陳列棚を設けた移動販売車へのカスタマイズや、座席を増やして乗り合いバスにするなど、地域毎の困り事にも寄り添う。
対してプライベートユースでは、一人ひとりの趣味嗜好に応じたカスタマイズによって、オンリーワンのモビリティに進化。「こう使いたい」「こんな生活スタイルを送りたい」という多様な思いに応える他、車いすの利用者でも乗り込みやすく、運転席に移動しやすい設計にするなど、“移動の自由”の提供に貢献する。
主要諸元
全長(mm)/全幅(mm)/全高(mm)
3,990/1,790/1,855
室内長(mm)/室内幅(mm)/室内高(mm)
3,127(運転席側は2,141)/1,485/1,437
ホイールベース(mm) 2,800