2022年FIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦ラリースペインで、トヨタガズーレーシングがマニュファクチャラーズタイトルを獲得した。
競技最終日のディ3を迎えた10月23日、トヨタ ガズーレーシング ワールドラリーチームのセバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラス組が優勝。WRC通算優勝回数はこれで55回となった。
カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組は総合3位。そしてエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組が総合6位でフィニッシュした事で、チームは二年連続でマニュファクチャラーズタイトルを獲得した。
なお同日のデイ1、デイ2で首位を守り続けたオジエは、総合2位のティエリー・ヌービルに20.7秒、総合3位のロバンペラに22.1秒という差を築くなどクレバーに走行。迎えた最終のパワーステージ、SS19でもベストタイムを記録。
一方、デイ2最後のステージで総合2位から総合3位に順位を下げたロバンペラは、2本目のSS17で排水溝の蓋の上を通過した際タイヤにダメージを負い10秒以上タイムロス。それでもロバンペラは最後まで攻めの走りを続け、最終のパワーステージを3番手タイムで走破した瞬間、チームのマニュファクチャラーズタイトル獲得が決まった。
トヨタにとっては、昨年に続き2年連続。通算6回目のマニュファクチャラーズタイトルとなり、WRC歴代3位の記録を刻んだ。これは2017年にトヨタ ガズーレーシング ワールドラリーチームとしてWRCに復帰して以降3回目のマニュファクチャラーズタイトル獲得となる。