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2024年11月25日【トピックス】

トヨタ、認証不正再発防止の進捗を報告(第1回目)

NEXT MOBILITY編集部

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国交省+トヨタ・ロゴ

トヨタ自動車は11月25日、国土交通省の是正命令(7月31日)を踏まえて、現在までの取り組みをまとめた再発防止の進捗状況(四半期報告の第一回目)を、同省に報告した。

 

同社では、今回の是正命令をきっかけとして、経営層が現場に足を運ぶ中で、設備の老朽化など必要な手立てを必要な時にとれていなかったことを認識。この状況を改善するため、中長期的に必要なことを経営で即断即決し、全ての従業員に実施事項を共有していくと共に、現在進めている、従業員の一人ひとりが法令遵守の意識を高め、正しく仕事ができる仕組み・体制の見直しを継続していくと云う。

 

そして、これらの取り組みを通じて、ステークホルダーに改めて信頼されるよう、今後も全社一丸となり再発防止を進めいくとしている。

 

再発防止の具体的な進捗

現在トヨタでは、経営層が現場に入り、開発・認証を進める「現場経営」と、その中で見えてきた課題に対して、以下の対策を実施している。

 

・異常に気付き、すぐに適切なアクションをとれる基盤を強化するため、経営層が自ら現場から学び、「人づくり」「モノづくり」「基盤の強化」の観点で環境整備、リソーセスを充当。

・開発と認証の各工程に於いて、経営が必要な節目ごとに適切な判断ができるよう、責任者とプロセスを見直し。

・経営層による認証ルールの理解、遵法意識の向上のため、教育プログラムを導入。

・法規主監による社内認証試験の立会い、監査結果の経営層への共有。

・認証に関わるデータ類の保管、運用整備。

・試験結果を自動作成するデジタル技術の活用(人的ミスや作業負荷等の低減)。

・教育現場(品質学習館など)を活用した開発/認証部署の遵法意識の向上、全従業員を対象としたe-learningの実施。

 

また、法規認証TPS自主研では、開発に於ける根本的な課題をテーマに、グループ全体での風土づくりに取り組むなど、開発・認証業務に留まらず、企画から販売までのプロセス全体の仕事のやり方を見直す機会と位置づけ、前工程・後工程の影響を理解した上での改善活動を実施している。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。