トヨタ紡織は4月12日、中国北京市で4月25日から5月4日に開催される「2024(第18回)北京国際モーターショー (Auto China 2024)」の出店概要を、以下の通り発表した。
2012年の初出店以来5回目となる今回は、今後CASE・MaaSのさらなる進展が見込まれる中国市場に於いて、同国の企業と進めている自動運転車への取り組みをはじめ、将来の車室空間やカーボンニュートラルに対応する開発品を提案する。
[主な展示品]
1.空間コンセプトモック「LOUNZE」
シートのリクライニングや回転機能、ロングスライドレールを活用し、多彩なシートアレンジを可能とすると共に、シートに間接照明、天井に星空照明を搭載することで、自宅のリビングで過ごしているかのような、くつろぎの空間を演出。
2.MaaSシェアライド空間提案アイテム搭載のDiDi自動運転車
中国で自動運転タクシーを運営するDiDi社と連携し、シェアライド空間で快適に過ごすために提案する4つのアイテムを搭載した実車を展示。なお同車両は、今後、中国の自動運転モデル運営区内で実施される実証実験で使用される予定。
<搭載される4つのアイテム>
(1)プライバシーオーディオヘッドレスト:ヘッドレストにスピーカーを内蔵し、乗員毎に好きな音楽が楽しめる。
(2)乗り物酔い軽減システム:ヘッドレストに搭載した送風デバイスで首元を冷やすことで、酔い症状軽減に寄与。
(3)シート振動お知らせシステム:シートを振動させることで乗員に出発・到着を知らせる。
(4)UVC-LED車室内除菌システム:乗員の降車後に車室内をUVC-LED(深紫外LED)で除菌することで、清潔な室内を保つ。
その他、ペットも一緒に快適な移動ができるペットケージや、快適性を追求したレクサスLMのセカンドシート、電動化対応製品、フィルター製品なども展示する。
[出展場所]
・中国国際展覧中心(順義館) W1-W号館、ブース番号W08