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2024年5月10日【トピックス】

東京都港区、電気駆動の「防災起震車」を国内初導入

坂上 賢治

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子どもから大人まで親しんでもらえるような車体デザインを採用!キャラクターは区の若手職員が考案した

 

東京都・港区は5月10日、環境に配慮した電気駆動の起震車を全国で初導入した。電気駆動の起震車は、防災訓練等での地震体験の提供に加え、災害時には給電車としても使用できるという。

 

起震車は、地震を疑似体験することにより災害発生時に適切な行動がとれるようにすることを目的としたもので、東京都港区では昭和63年から導入している。

 

現行の車両は平成15年の導入から20年が経過し、経年劣化によるシステム起動の遅延などが生じていたことから、令和6年3月に、完全電動化の新たな起震車(愛称:みなとゆらゆら号Ⅲ)を導入した。

 

新規導入車は、地域の防災訓練や区民まつり等の場で多くの方に地震体験の機会を提供し、区民の防災意識と災害に対する知識の向上を図っていくと東京都・港区では述べている。

 

 

「みなとゆらゆら号Ⅲ」 の車両概要は以下の通り

 

■寸法等: 全長約6.1m、全幅約2.2m、全高約2.8m、総重量6,815kg
■装備品: 43型薄型ディスプレイ、スピーカー、ワイヤレスチューナー等
■燃 料: バッテリー(蓄電池)に充電した電気を利用

 

バッテリー(蓄電池)のフル充電でできることにより、
▶ 最大213kmの走行が可能
▶ 約150回の起震装置の稼働が可能
▶ 災害時に4,600Whの電力供給が可能(スマートフォン約300~400人分の充電)

 

※環境に配慮したEVトラック仕様の起震車を導入し、災害時には給電車としても使用することができる。完全電動化の起震車を導入するのは全国初の取り組みとなった。

 

※首都直下地震など26種類の地震を体験することができる。また、起震装置が前後左右上下の3方向に振動することで、より実災害に近い体験が可能となり、地震の怖さと対策を学ぶことができる。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

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1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。