東京オートサロン事務局は、2023年1月13日( 金 )、14日( 土 )、15日( 日 )の3日間の日程で幕張メッセ( 千葉市美浜区中瀬2-1 )に於いて「東京オートサロン2023( TOKYO AUOT SALON2023 )」を開催すると発表した。( 坂上 賢治 )
そもそも東京オートサロンは、1983年に自動車メーカー色が希薄な「東京エキサイティングカーショー」として東京・晴海に於いて国内各地のカスタムビルダーが東京の地に集結してスタ ートを切った。
以来、今回で41回目の開催となる。初開催当初の1980年代の日本では自動車のカスタマイズに対する社会的許容度が低く、規制当局への配慮から国内自動車メーカーの出展が無かった事から、特定のクルマ好きの支持を受けたドメスティックかつ、言わば当時はアウトサイダーであると思われていた自動車マニア達によって内輪的に行われていたイベントであった。
しかし2010年代以降は、若者のクルマ離れが叫ばれる中、あくまでも〝移動の足〟としてクルマを購入してきた既存の主流層の基盤が地盤沈下。
その一方で、クルマ好き過ぎる若者達による自己主張の一環として、オートロンへの支持が高まり始めた事で、主流派とその他が対面で座っていたシーソー動き始めて逆転。
今や国内の主要な自動車メーカー、海外インポー ター、タイヤメーカー、アフターパーツメーカー、カスタムショップなどが相次いでオートサロンに出展。本来は主流である筈の東京モーターショーを、ある意味では超える自動車好きの祭典となっている。
加えて毎回、幕張メッセで開かれて来たオートサロンは、開催回を重ねる毎に出展ブースが華やかさに溢れるようになり、今日に於いては国内各地のカスタムビルダーのみならず、自動車メーカーさえも、この日に向けて準備を進めてきた個性豊かな車両を発表する場となっている。
その壮観さは〝年に1度のカスタムカーの祭典〟に相応しいものであり、それでも今も開催当初と同じく自動車の関連パーツやグッズを販売するブースが多く、単に見るだけのイベントとは異なる、〝買う楽しみ〟があるのも大きな特長のひとつだと言えるだろう。
更に東京モーターショーのように肩肘張った開催コンセプトを背景とした〝縛り〟も無いので、屋外会場での走行プログラムや、人気アーティストによるライブステージ、オークションイベントなど、幅広い層を対象としてコンテンツを毎年、相次いで打ち出している。
先の通り、東京オートサロンはコロナ禍を除くと基本的に毎年開催され続けて、自動車業界にとっても毎年の1月の好例イベントとなっている。
従って近年では、多くの自動車メーカ ーがその年のコンセプトモデルなどの新型車を発表する機会になっているケースも多くなった。加えて少なくともレースに係るカテゴリに関しては、日本国内に於いて年に1度の檜舞台になっている。
TOKYO AUOT SALON2023の運営事務局では、「本イベントは、催事開催に関する政府の基本的対処方針に従って開催します。また国や県、会場の 幕張メッセが定める新型コロナウイルス感染拡大防止対策ガイドラインに基づき、皆さまに安心してお越し頂けるよう感染症対策を講じてまいります」と話している。
ちなみに開催に先立ち、来年の本イベントを含み、幕張メッセに至るこの催しを今後3ヶ月間に亘って支え続けるイメージガールが、このほど決定している。
昨今、このようなイベント開催にあたって、女性のアンバサダーを設ける事が表立って広く支持される事が少なくなった時代だが、オートサロンでは2003年に初登場して以来、人気女性タレントやグラビアモデル、トップレースクイーンなどが〝A-class〟として続いている。
2023年のメンバーは、2022年にA-classを務めた松田蘭さん、トップレースクイーンとして活躍する藤井マリーさん、2021年にレー スクイーンデビューし2022年もサーキットで活躍する長坂有紗さん、花乃衣美優さん、広瀬晏夕さん、日本レースクイーン大賞2022の新人部門から朝倉咲彩さんの6名が選出されている。
なお入場券は東京オートサロン公式サイト( 三栄チケットサービス )で10月3日( 月 )12時に発売が開始される。新型コロナウイ ルス感染拡大防止対策の観点から、入場券はすべて電子チケットだ。
主な開催概要は以下の通り。
会場:幕張メッセ( 国際展示場ホール1〜11、国際会議場、イベントホール、屋外展示場 )
会期:2023年1/13( 金 ) ・14( 土 ) ・15( 日 )
主催:東京オートサロン事務局( TASA )
後援:
千葉県/千葉市
一般社団法人 日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会( NAPAC )
一般社団法人 日本自動車工業会( JAMA )
一般社団法人 日本自動車連盟( JAF )
特別協力:幕張メッセ/株式会社三栄
入場料:
1月13日( 金 )/4,000円( 一般特別公開 )
1月14日( 土 )・15日( 日 )/3,000円
※デジタルチケット( iOS/Androidスマートフォン端末が必要 )
※チケットは事前発売
※販売状況により、当日販売を行う場合があります。
※実券(紙等のチケット)による販売の予定は無し。
取り扱い( 予定 ):
オートサロン公式Webサイト( 三栄チケットサービス )
※小学生以下の入場は保護者同伴に限る。
※障害者割引あり。事前にチケット購入後、
来場時の身体障害者手帳の提示で500円を返金( 同伴者1名まで適用 )。