一般財団法人トヨタ・モビリティ基金( TMF )は11月21日、アイデアコンテストの「Mobility For ALL」部門の実証実験を鈴鹿サーキットで実施すると発表した。
TMFは今年6月より「もっといいモビリティ社会」の実現に向けて、独自のアイデアを基としたソリューション提案を介して、それらの社会実装を目指すコンテスト「Make a Move PROJECT 」を実施している。
その中で「Mobility For ALL ~移動の可能性を全ての人に〜」部門では、モータースポーツに焦点を当てて、障がいの有無などに関わらず誰もがモータースポーツ観戦を楽しむ事が出来るアイデアを募った。
この部門の進捗については、既に国内外からの100件を超える応募を経て、10月に一次選考通過の17チームが活動支援金( 1チームあたり最大1,500万円 )を得て、岡山のスーパー耐久レースの会場で社会実装に向けた実証実験を行った。
これを踏まえて更なる多くのユースケースの獲得と、ソリューションの体験ユーザーからの意見をより多く収集するべく今秋、鈴鹿サーキットで行われるスーパー耐久レース最終戦(11月27日)でも、以下の採択チームによる実証実験を行うという。またこの実施に併せて、視覚、聴覚、身体に障がいのある方のサーキット会場での感想などをまとめた動画も公開した。
なおTMFでは来たる11月の最終選考会を経て、次フェーズに進む採択チーム(1チームあたり最大2,000万円の活動資金を授与)を発表する予定としている。