クロスオーバー４シータークーペ「LSR-05」の車体サイズは全長4995mm 全幅1965mm 全高1530mm

THK（本社：東京都港区、代表取締役社長：寺町彰博）は10月11日、来たる10月25日から東京ビッグサイトで開催される「JAPAN MOBILITY SHOW 2023（ジャパンモビリティショー2023 ／JMS）」に初出展。実走行可能なEVプロトタイプ「LSR-05」を世界初展示する。

同車は、THKが独自開発したEV向け先進技術を多数搭載。デザインはSN DESIGN PLATFORM（代表取締役CEO：中村史郎、以下、SNDP社）が担当、両社が一体となって未来に向けた新しいモビリティの姿を具現化したと述べている。

このクロスオーバー４シータークーペの「LSR-05」は、ラグジュアリーでスポーティなデザイン、革新的な技術をキーワードに開発。車名は、Luxury、Sport、Revolutionそれぞれの頭文字を組み合わせて冠した。

「モダン＆コンフォート」がテーマのラグジュアリーなインテリア

ワイドディスプレイを採用したクリーンで開放感のあるインパネデザイン

リア周りはシンプルで大胆なデザイン

クロスオーバー4シータークーペ 「LSR-05」に搭載されたEV向け先進技術

ちなみに同車名は、1972年にTHKが世界初開発したの初代LMガイド「LSR（ベアリングの回転運動に対し、直線運動をする転がり軸受）」にも由来するもの。今回は創業50周年の節目という思いと、クルマの開発をスタートしてから5世代目という意味が「05」に込められた。

プラットフォームにはＴＨＫ独自開発の93kW（800V仕様）の可変磁束型インホイールモーターをリアに2基、フロントには220kW（800V仕様）のモーターを１基搭載した４輪ステア機構を採用。

足まわりはアクティブサスペンション、MR流体減衰力可変ダンパー、電動ブレーキなどを搭載して上質な乗り心地と優れた操縦安定性を実現した。

また室内に採用したステルスシートスライドシステムはフロアの完全なフラット化を可能とし、高級感ある快適な空間を演出したという。加えて非接触給電システムも採用することなど、同社が目指す未来に向けた新しいモビリティの姿を体現したとしている。

なお出展ブースは、ジャパンモビリティショーの次世代モビリティエリア（東京ビッグサイト 東7ホール　小間番号：E7205）。このLSR-05の実車の他、独自開発のＥＶ向け先進技術を搭載したシャシーモデルも展示される。