公益社団法人 自動車技術会は9月7日、先2023年8月下旬~9月上旬の日程にて「学生フォーミュラ日本大会2023」を開催した。
静的審査の「Cost & Manufacturing Event」・「Presentation Event」・「Design Event」は、8月21日(月)~25日(金)にオンライン上にて開催。
また動的審査の「Acceleration Event」・「Skidpad Event」・「Autocross Event」・「Endurance Event」・「Efficiency Event」と静的審査の 「Design Final Event」・「Cost Audit」は、8月28日(月)~9月2日(土)の6日間にわたり静岡県袋井市/掛川市のエコパ(小笠山総合運動公園)にて開催された。
なおコロナ禍の影響もあり、海外チームを迎えての国際大会は2019年以来4年ぶりとなった。エコパ(小笠山総合運動公園)には、競技参加に加えてフォローアップ(来年度に向けた見学や研修など)を含めた65チームが参加。競技参加チーム数は以下となった。
【競技参加チーム内訳】
– 国内ICV(ガソリン自動車)クラス:42チーム(国内チーム:39チーム 海外チーム:3チーム)
– 国内EV(電気自動車) クラス:12チーム(国内チーム:11チーム 海外チーム:1チーム)
表彰式は、表彰集計システム(2016年の第14回大会から稼働しているスコア集計と各種表彰チーム判定用システム)へのオペレーションミスが発覚し大会期間中に実施されず、延期となった。事象の原因は究明し改善する意向。なお来年は、9月上旬に愛知県のAichi Sky Expoでの開催が決定している。
リザルトは、昨年大会に続き、京都工芸繊維大学が総合優秀賞2連覇を達成した。
カテゴリー別では、ICVクラスの1位が京都工芸繊維大学、EVクラスの1位が名古屋大学という結果を出した。
京都工芸繊維大学は、2連覇を目指したプレッシャーの中で、2位以下に139.68ポイントの差を付けての総合優勝を獲得した。
EVクラス1位となった名古屋大学は、Acceleration Event(0-75mの加速性能を競う)にて大会新記録となる3.649秒のタイムを叩き出し周囲を驚かせた。総じて4年ぶりに一般来場者を迎えての開催となり、コロナ禍の各種制限も解除され活気のある大会となった。
各賞など詳細リザルトは、以下を参照されたい。
https://www.jsae.or.jp/formula/fsaej/official_announce/
来場者数
本年の来場者数は、14,686名。個別開催日は以下の通り
開催日/来場者数(延べ人数)
– 8月28日(月)/615名
– 8月29日(火)/1,736名
– 8月30日(水)/1,886名
– 8月31日(木)/2,805名
– 9月1日(金)/2,804名
– 9月2日(土)/4,840名
計14,686名
企業PRコーナー
77社のスポンサーが企業PRコーナーを設け学生で賑わった。
【総合優勝、ICV(ガソリン自動車)クラス優勝】
京都工芸繊維大学
【EV(電気自動車)クラス優勝】
名古屋大学
関連リンク
学生フォーミュラ日本大会公式ページ
https://jsae.or.jp/formula/
自動車技術会 ホームページ
https://jsae.or.jp/
公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCBiCTrI4NxABhpit_5qA9rA