チカラン工場にて行われた記念式典
スズキ傘下のスズキ・インドモービル・モーター社(SIM/インドネシアに於ける四輪・二輪生産子会社)は1月16日に四輪車累計生産300万台を達成。同日にチカラン工場で記念式典を行った。
SIMは1976年3月にプロガドゥン工場で四輪車の生産を開始。1991年タンブン工場、2015年にはチカラン工場で生産稼働に入り、現在はキャリイ、XL7などを生産している。そして46年9ヵ月を迎えた同日、四輪車累計生産台数300万台を達成した。
300万台目の車両は、チカラン工場で生産された「エルティガ ハイブリッド」となった。なお今日に於いてSIMは、四輪車に加えタンブン工場では二輪車の生産も行っている。
SIMの瀬崎社長は記念式典の中で「スズキは、我々の社是、〝お客様の立場になって価値ある製品を作ろう〟に沿い、インドネシア及び輸出先のお客様にご満足頂けるような商品をこれからも提供して参ります。
今回の累計300万台到達にあたりご支援いただいた関係者の皆様、どうぞ引き続きご協力をお願い申し上げます。なお今後もスズキは、お客様に必要とされるモビリティの提供を通じて、インドネシアの自動車産業の発展に貢献していきます」と述べた。
スズキ・インドモービル・モーター社の概要
社名: PT Suzuki Indomobil Motor(スズキ94.9%出資)
本社・工場所在地
本社:プロガドゥン
工場:タンブン、チカラン
従業員数: 約4,000名(2022年11月末)
四輪車生産実績(2021年度): 13.4万台
(タンブン工場:7.8万台、チカラン工場:5.6万台)
現在の四輪車生産モデル
タンブン工場:キャリイ、APV
チカラン工場:エルティガ、XL7
スズキ・インドモービル・モーター社の歴史
1970年: タンブン工場にて二輪生産開始
1976年: プロガドゥン工場にて四輪生産開始
1991年: タンブン工場にて四輪生産開始
2004年: 多目的車「APV」生産開始
2012年: 3列シートの7人乗り小型乗用車「エルティガ」生産開始
2015年: チカラン工場にて四輪生産開始