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2022年11月8日【トピックス】

スズキ「KATANA」、日本自動車殿堂の歴史遺産車に選定

NEXT MOBILITY編集部

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「GSX1100S KATANA」(1981年)

 

スズキは11月8日、同社大型二輪車の「GSX1100S KATANA(カタナ)」(1981年から2000年まで製造)と「GSX750S」(1982年に国内発売)が、日本自動車殿堂(JAHFA)の「歴史遺産車」に選定されたと発表した。

 

同社製品が歴史遺産車に選定されるのは、2008年の「スズライト」、そして2020年の初代「ジムニー」に続き3回目。

スズキ自動車・ロゴ

日本の自動車の歴史に優れた足跡を残した名車を選定・登録して永く伝承する、日本自動車殿堂の歴史遺産車に、“日本刀をイメージしたデザインで、欧州市場をはじめ日本でも高く評価され、スズキブランドの確立とシェアの拡大に貢献し、世界の二輪車市場で新しいジャンルを切り拓いた歴史的名車である”との評価から、スズキの「GSX1100S KATANA」と「GSX750S」が選定された。

 

「GSX1100S KATANA」は、1980年のケルンショー(ドイツ)に出品され、翌年ほぼそのままのスタイルで発売された輸出モデル。その高性能なエンジンと日本刀をモチーフとした斬新な外装デザインが、全世界で好評を博し、日本でも1994年の発売から2000年まで生産された。

 

そのデザインを踏襲し、1982年に国内発売された「GSX750S」は、高出力・低燃費のエンジンに前後輪ディスクブレーキ、減衰力アジャスタブル方式のリヤサスペンションなどを採用し、本格ロードスポーツの道を切り開いたモデル。その後、シリーズとして650cc、400cc、250ccが展開され、多くのユーザーを獲得した。

 

 

スズキの鈴木俊宏社長は、この両車の歴史遺産車選定を受けて、以下のように述べている。

 

「世界中の『KATANA』ファンのおかげで、スズキの二輪車として初めて『GSX1100S KATANA』と『GSX750S』が歴史遺産車に選ばれたことを大変嬉しく思います。

 2019年に新世代へと進化した『KATANA』の開発コンセプトは“Forging a New Street Legend(新たなるストリートバイクの伝説を鍛造する)”ですが、これは『GSX1100S KATANA』、『GSX750S』を原点とし、刀鍛冶が鋼を叩いて鍛え上げ、丹念に強靭な刀を作り上げるように『KATANA』を鍛錬して作り上げたことを表現しています。

 原点から脈々と受け継がれるその思いと共に、これからも『KATANA』を応援していただければ幸いです」。

 

 

■日本自動車殿堂・歴史遺産車:http://www.jahfa.jp/category/history-car/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。