スズキは5月15日、5月から7月にかけて横浜・名古屋・オンライン(※1)で開催される「人とくるまのテクノロジー展 2024 」(主催:自動車技術会)に出展すると発表した。
ブースでは、同社の2030年度に向けた成長戦略やマルチパスウェイでのカーボンニュートラルへの取り組み、より多くの人に移動する嬉しさを提供する小型モビリティを、実機展示やパネル、動画などで紹介する。
[出品概要]
(1)インドでのバイオガス事業(参考展示車:ワゴンR CBG(※2)車)
農村の活性化、持続可能な循環型社会の実現とモビリティの提供を組み合わせることにより、インドの発展に貢献できると考え、2022年より取り組んできたバイオガス事業の取り組みを、同国市場向けの「ワゴンR CBG車」の展示やパネル、スポットイベント(※3)などで紹介する。
(2)水素エンジンの研究開発(二輪技術展示車:水素エンジンバーグマン)
カーボンニュートラルの実現に向けたマルチパスウェイでの取り組みの1つとして研究開発を進める水素エンジンに関して、市販モデル「バ―グマン400 ABS」に70MPaの水素タンクと水素エンジンを搭載した試験車両のカットモデルやパネルなどで紹介する。
(3)次世代モビリティの研究開発(参考出品車:次世代四脚モビリティ「MOQBA(モクバ)」)
車輪と4本の脚を活用することで、平地は車輪でスムーズに、段差は脚でシームレスに移動できる新しいモビリティ「MOQBA(モクバ)」を、公共交通機関が発達した地域に於いても、移動の際に段差などが移動の障壁となる人などに向けて提案。
この次世代モビリティは、ベースとなるシャシーとアタッチメントを組み合わせることにより、ボディバリエーションを〝椅子モード〟、〝立ち乗りモード〟、〝担架モード〟に変えることが可能。移動の自由だけではなく、緊急時などにクルマが立ち入りにくい場所でも人やモノを運ぶことができることから、地域社会に貢献できると云う。
※1:「人とくるまのテクノロジー展 2024 YOKOHAMA」が5月22日から24日までパシフィコ横浜で。「人とくるまのテクノロジー展 2024 ONLINE STAGE 1」5月15日から6月5日までインターネット上で。「人とくるまのテクノロジー展 2024 NAGOYA」が7月17日から19日までAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)で。そして、「人とくるまのテクノロジー展 2024 ONLINE STAGE 2」が7月10日から7月31日までインターネット上で開催される。
※2)CBG(Compressed Biomethane Gas):圧縮バイオメタンガスの略。
※3:スポットイベントの開催時間は当日、会場で発表。