住友ゴム工業は11月27日、女性の活躍推進に関して取り組みの実施状況が優良な事業主に対して厚生労働大臣から与えられる「えるぼし認定(三つ星)」を取得したと発表。なお、当社は2009年にタイヤ業界初の「くるみん」認定、昨年には「えるぼし認定(二つ星)」を受けている。
同社では2019年2月、人事総務部内にダイバーシティ&インクルージョン/働き方改革プロジェクトチームを立ち上げ、多様な属性や価値観をもつ一人ひとりが尊重され、働きがいを持つことができる風土づくりを進めてきた。今回、女性管理職比率が産業平均値を超え、5つの評価項目全てが基準を超えたことが評価され、昨年の二つ星から三つ星にランクアップした。
【女性活躍に関する住友ゴム工業の主な取り組み】
・情報発信キャラクター「チャボ」による「カンタンD&I講座」の社内配信
・ジョブリターン制度、海外転勤帯同休職制度などの整備
・1時間単位での時間有休や看護休暇(有給)、フレックスタイム、在宅勤務(トライアル中)などフレキシブルに時間を使うための制度を整備
・異業種企業とキャリア育成研修の協働実施や情報交換
・座談会実施による相互理解の促進
・アンコンシャスバイアス研修(無意識の偏見を取り除く研修)の全社展開。全役員・管理職への研修を10月に実施。その後社長対談の実施やセミナー等により、全従業員への浸透活動を進めた。
【えるぼしマークとは】
厚生労働省が「女性活躍推進法」に基づいて、「女性が活躍しやすい環境づくりに積極的な企業」に交付しているマークである。1.採用、2.継続就業、3.労働時間等の働き方、4.管理職比率、5.多様なキャリアコースの5つの評価項目のうち、基準を満たす項目数に応じて取得できる認定段階が決まる。