スバル(SUBARU)は5月26日、製造累計3,000機目となる大型航空機中央翼(*1)を、今月、航空宇宙カンパニー の半田工場(愛知県半田市)から出荷したと発表した。
なお累計3,000機目は、「ボーイング787」用中央翼であったと云う。
スバルの航空宇宙カンパニーでは、航空機の完成機製造・整備に加え、大型航空機中央翼や主翼等航空機コンポーネントの開発・製造も主要事業の一つとして行っており、半田工場では、1993年7月に「ボーイング777」用中央翼を製造・出荷して以降、世界有数の大型航空機中央翼製造工場として「ボーイング787」、「ボーイング777X」に加え、防衛省の「固定翼哨戒機(P-1)」と「輸送機(C-2)」も含めた、5機種の大型航空機中央翼を専用ラインで製造。この5月に、半田工場から製造累計3,000機目となる大型航空機中央翼(*1)が出荷された。
スバルは、今後も品質と安全を第一として自社技術に磨きをかけ、航空機コンポーネントの開発・製造に加え、整備・教育といったトータルサポートを含めた航空機システムを提供していくとしている。
*1: 航空機の左右の主翼と前後胴体をつなぎ荷重を支え、なおかつ燃料タンクとしても機能する機体構造の主要な部位の一つ。