ステランティスは9月19日(オランダ・アムステルダム発)、特別交渉機関(SNB)のメンバーと共に新しい欧州従業員代表委員会(EWC)協定に署名した。
この協定についてステランティスの最高人事責任者のザビエ・シェロー氏は、「同合意がステランティスの欧州社会構造の基礎を築き、共通の未来への舞台を整えるものと確信しています。私たちの欧州労使協議会は、今後数年間に自動車業界が経験する戦略的変革を管理する上で極めて重要な役割を果たすでしょう」と述べた。
これを受けて、今後数週間以内に37人の新たな欧州労使協議会メンバーが任命され、次期EWCの構築にあたり、オーストリア、ベルギー、フランス、ドイツ、ハンガリー、イタリア、オランダ、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロバキア、スペイン、および諮問メンバーとしての英国を含む13カ国を代表する10万人以上の従業員が擁護されることになる。
ステランティスによると「EWC の主な目標は、社会的対話を強化し、社会的、経済的、環境的課題に共同で取り組むことです。新しいEWC は、国境を越えたレベルで従業員に情報を提供したり相談したりして、従業員の意見が確実に聞き届けられるようにする重要な役割を果たします。更に従業員の利益を常に最優先にしながら、ステランティスの持続可能なパフォーマンスと、事業戦略をサポートする上でも不可欠なものになります」と謳っている。