ルネサス エレクトロニクスは6月1日、生産子会社であるルネサス セミコンダクタ マニュファクチュアリングの那珂工場(茨城県ひたちなか市)のN3棟(300㎜ライン)の一部工程において2021年3月19日に発生した火災に関し、生産能力の復帰状況を発表した。
ルネサスによると、4月17日に生産を再開したN3棟は、5月末日時点で、火災発生前対比で88%の生産能力に復帰した。
火災により焼損した製造装置については、火災発生前の生産能力復帰に必要となる装置全ての調達が完了し、その内、最後の1台としてCMP装置が5月27日に納入されている。6月中旬に装置の立ち上げを完了し、その後速やかに火災発生前対比で100%の生産能力に復帰することを目指す。
また、代替生産は予定通り半導体生産に寄与しているという。