パイオニアは12月16日、米国ネバダ州・ラスベガス市で来年1月7日(火)~10日(金)に開催される、世界最大のコンシューマー・エレクトロニクス見本市「CES 2025 」に出展し、SDV(Software Defined Vehicle)時代に向けたサウンド統合プラットフォームや二輪向けのコネクテッドソリューションを初公開することを発表した。
企業ビジョン〝未来の移動体験を創ります〟の実現を目指す同社ブースでは、創業以来培ってきた車室内サウンドに関する知見や、コネクティビティ、センシング、AIといった新たな強みを活かした様々な商品・サービスも展示する。
[出展概要]
– 開催期間(米国東海岸時間):2025年1月7日(火)~10日(金)
– パイオニアブース:ラスベガス・コンベンション・センター 西ホール3528番ブース
<主な出品内容>
(1)SDV時代に最適な拡張性の高い独自のサウンド統合プラットフォーム
パイオニアが50年以上に亘って培ってきた技術とノウハウを活用し、自動車メーカー・車種別のニーズに応じて、自社およびサードパーティーのサウンドソリューションを実装できる拡張性の高いサウンド統合プラットフォームを紹介。22個のスピーカーを使った次世代の空間オーディオをデモカーで体験できる。
(2)二輪用コネクテッドソリューション
純正装着用スマートクラスターのほか、ディーラーオプション用スマートディスプレイ、ライドレコーダーなどの二輪車向けコネクテッドデバイスを展示。ライダーアシスト、緊急通報、安全ナビゲーションなど、新たな二輪向けHMIやソリューションサービスをデモンストレーションする。
(3)車載カメラ用高性能AIコンピューティングプラットフォーム
車載カメラで撮影した映像からドライバーのストレスレベルを検出し、運転中の健康状態を把握・安全運転を支援するシステムなど、AIで複数の車載カメラ映像を処理し、高度な運転支援機能を提供する高性能コンピューティングプラットフォームを展示。
(4)コネクテッドドライブレコーダーソリューション
通信型車載カメラデバイスとクラウドプラットフォームを連携し、ドライバーモニターや衝突検知、E-call、車両運行管理、事故映像分析をAI技術でサポートする、次世代コネクテッドドライブレコーダーソリューションを紹介。
(5)モビリティデータや位置情報を活用したソリューションサービス
日本国内向けに展開している四輪向け/二輪向けのクラウド型ナビゲーションアプリ「COCCHi(コッチ)」「MOTTO GO(モット ゴー)」を展示。「COCCHi」では、マイクロソフトの生成AIサービス「Azure OpenAI Service(アジュール・オープンエーアイ・サービス)」を活用したUX(ユーザーエクスペリエンス)向上の取り組みも紹介する。また、データの可視化と一元管理でモビリティ関連の課題をワンストップで解決するフリートマネジメントサービス「MobilityOne(モビリティ・ワン)」のデモンストレーションも行う。