道路・交通分野を主力とする総合建設コンサルタントのパシフィックコンサルタンツ(PCKK)は9月25日、東京都から「令和5年度自動運転社会を見据えた都市づくりに関する調査検討業務委託( 自動運転技術の社会実装に向けた調査検討の一環 )」を受託。来たる10月2日を起点に12日間( 一部運休日あり )。西新宿エリアで自動運転バス運行の全体運営管理を行う。
当日走行する自動運転バスによる運行は、受託者のパシフィックコンサルタンツが全体運営管理を行い、京王バスを運行事業者に、加えて 埼玉工業大学が自動運転車両提供者として以下の日時で運行される。また走行中の位置計測に東海理化(遠隔監視システム用の一部カメラを共用した位置検出/右側面:2台、左側面:2台)、高精度3次元地図作成のアイサンテクノロジーも参加している。
コースは、新宿駅西口( 地下 )を起点として、新宿副都心四号街路を通る新宿駅西口(地下)までの約2.0kmの現営業バス路線の都庁循環( CH01 )と同じルートを走行する( 但し都議会議事堂前には停車しない )。
同運行に参加する埼玉工業大学によると、「本学の大型自動運転バスが東京都内の公道に於いて走行するのは初めてです。
今回走行するのは、本学・自動運転技術開発センターが開発した路線バス( 中型タイプの全長9mの日野レインボーⅡをベースとした自動運転バス)です。法定速度 50km/h以下にて自動運転レベル2で走行します」と話している。
運行期間は、令和5年10月2日(月曜日)から10月13日(金曜日)まで。平日は、10時~16時の間に32分間隔で計12便、土日祝は13時半~16時の間に30分間隔で計5便運行予定(新宿駅西口、都庁第一本庁舎、都庁第二本庁舎のどのバス停からも乗降できる。
なお平日・土日祝でダイヤが異なり10/13は臨時ダイヤとなる)。但し、このうち10月5日(木曜日)及び10月10日(火曜日)は運休となる見込み。
予約・乗車方法
同運行の乗車運賃は無料。乗車には事前にWEB(京王電鉄が運営するサービスTAMa-GO) での利用者登録・乗車予約が必要。
乗車予約の受付期間(予定)
2023年9月22日(金)午後6時00分~10月13日(金)午後3時45分ごろまで
乗車方法
TAMa-GOでの利用者登録・乗車予約手続きを行うため、TAMa-GOにアクセスの上、以下ふたつのいすれかの方法を選んで、利用者登録と乗車予約を行う。 乗車予約するとQR コードでWEBチケット(乗車券)が発行される。
予約方法(1)
WEB サイトTAMa-GO専用ページから予約する
https://tama-go.jp/ticketDetails/64go6n32c3
予約方法(2)
LINE 公式アカウントのTAMa-GOを友だち追加後、LINE上で利用者登録と乗車予約ができる。なお運休情報などもLINE を通じて配信される。
バス乗車時の手続き
乗車前に各バス停で案内員が予約確認を行うため、予約の便の発車時刻の5分前までに停留所に到着する。なお都庁循環(CH01)と同一バス停から乗車するため乗り間違えないよう配慮されたい。
乗車の際は、QR コードのWEB チケット(乗車券)をスマートフォンの画面に表示するか、プリントアウ トして持参し、車内の専用端末にかざす。
なお10月13日(金)に東京都庁第一本庁舎で、自動運転バスの遠隔監視の状況が以下の日程で展示される。
日時:10月13日(金)10:00〜16:00
場所:東京都庁第一本庁舎1階正面口付近、展示スペース
これらを踏まえ、自動運転バス運行を広く周知するべく以下の特設ホームページが開設されている。運行の詳細に関しては、この特設ホームページも参照されたい。