小川友幸選手とRTL300R
自己記録更新の10年連続、通算12回の栄冠は全日本トライアルの新記録に
宮城県スポーツランドSUGOで10月23日に開催された「2022MFJ全日本トライアル選手権シリーズ 第8戦 東北大会」で、国際A級スーパークラス参戦のTEAM MITANI HONDAの小川友幸( おがわ ともゆき )選手が10年連続、通算12回目のチャンピオンを獲得した。
これまで国際A級スーパークラス)9連覇を果たした小川友幸選手は、初戦の中部大会で優勝を逃がし2位に。続く九州大会からは関東大会、北海道大会を圧勝しランキング首位へ浮上。
その後、3年振りの大阪開催となったCity Trial Kapanで、セクションから飛び降りた際、古傷を痛め5位。第6戦の中国大会は前戦の怪我が響き2位。
続く近畿大会は3位。そして最終戦の東北大会で優勝を飾り、全日本選手権の記録更新となるV12を決めた。
小川友幸選手
栄冠を手中にした小川友幸は、「今回の年間チャンピオンは10連覇で通算12回となりましたが、MFJの記録である12回にタイで並んだので、来年は是非とも更新したいと思います。
今年の前半戦はブッチギリの勝利で良い大会もありましたが、後半戦になるにつれ、怪我や色々なトラブルがあり、なかなか勝てない大会が続きジレンマも凄くありました。
最終戦でも大会直前のギリギリまで、トラブル対応に追われましたが、そんな中でチームや関係者の誰もが見捨てずに、最後の最後までバックアップしてくれた事が、この結果に繫がっており、感謝の一言に尽きます。
これまで12回のタイトルで、色々な勝ち方をしてきましたが、“感謝”と言う言葉が一番に出るのは、この2022年シーズンだったと思います。お世話になった皆様に“ありがとうございます”と改めて伝えたいです」と語った。
またTEAM MITANI HONDA監督の三谷知明氏は、「今シーズンの目標であった、全日本トライアル選手権で新記録のV12を見事に達成してくれました。
これも小川選手がトライアルというスポーツに真摯に向き合い続けた努力の結晶だと思います。次は全日本選手権での記録更新となる13回目のタイトル獲得に向けて、邁進して欲しいと思っています。
これからも小川選手にはトライアルだけでなく、日本のモータースポーツをリードしていってほしいと思います。最後になりましたが、いつもチームを支えてくれているスポンサーをはじめ、大勢のトライアルファンに深く感謝いたします。来シーズンも変わらず応援をお願いいたします」とコメントしている。
小川友幸選手のプロフィール
生年月日:1976年10月4日(46歳)
出身地:三重県
主な戦績
MFJ全日本トライアル選手権シリーズ
・1992年: 国際B級 チャンピオン
・1993年: 国際A級に昇格2位
・2007年: 国際A級スーパークラス チャンピオン
・2010年: 国際A級スーパークラス チャンピオン
・2013年~2022年: 国際A級スーパークラス チャンピオン