日産自動車は11月28日、自動車アセスメント(JNCAP/国交省と自動車事故対策機構が安全性能を評価・公表)で自社のエクストレイルが最高評価を獲得したと発表した。
同評価は具体的には、衝突安全性能(フルラップ前面・オフセット前面・側面・頚部保護・歩行者保護・シートベルト非着用の6分野で評価)や、予防安全性能(ペダル踏み間違い抑制・衝突被害軽減ブレーキの対車両/対歩行者/対自転車・車線逸脱抑制・高機能前照灯)を総合評価する〝自動車安全性能2023〟で最高評価の「ファイブスター賞」を獲得(試験車両はX e-4ORCE/4WD2列シート車)したもの。
今回、エクストレイルは高強度安全ボディ(ゾーンボディ)および歩行者傷害軽減ボディと、6つのエアバッグによる衝突安全性能で、最高のAランクを獲得したことに加えて、「360°セーフティアシスト(全方位運転支援システム)」の採用により予防安全性能でも最高のAランクを獲得したことで最高評価となった。
なお、ファイブスター賞とは、先のJNCAPによる〝自動車安全性能2023〟で、衝突安全性能評価と予防安全性能評価の両評価で最高ランクを獲得。かつ事故自動緊急通報装置」備えた車両として最高評価を与えられるもの。
これにより日産は、2020年度より始められた「自動車安全性能」で、軽自動車の「デイズ」「ルークス」「サクラ」、コンパクトカーの「ノート」「ノート オーラ」、ミニバンの「セレナ」、SUVの「キックス」「エクストレイル」と、合計8車種が「ファイブスター賞」を獲得したと述べている。
なお今後も日産は、自社の「セーフティ・シールド」(クルマが人を守る)というコンセプトの下、危険予防から、危険回避、そして乗員保護までのトータルな観点で、それぞれのシーンで乗員の安全をサポートする技術開発 を進め 、日産車が関わる交通事故による死亡者数を実質ゼロにする「ゼロ・フェイタリティの実現を目指していくとしている。