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2022年12月1日【イベント】

日産、シーズン9のフォーミュラEカラーリングを披露

坂上 賢治

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日産自動車は12月1日、ABB FIAフォーミュラE選手権シーズン9の開幕に向け、新カラーリングのGen3マシンを公開した。日産は同マシンを「NISSAN e-4ORCE04」と名付け、桜のデザインを取り入れたカラーリングを施した。

 

 

日産のアシュワニ グプタ最高執行責任者は「日産の長期ビジョンを実現するための電動化戦略に於いて、フォーミュラEは大きな役割を担っています。日産単独チームとして初めて参戦するシーズン9は、日産にとって新しい時代の到来を告げるものとなるでしょう。

 

日産の長いモータースポーツの歴史を支えてきたのは、他がやらぬ事をやるという精神です。日本の伝統を表現した新しいカラーリングも、コース上で大きな注目を集める事でしょう。Gen3時代の素晴らしい幕開けを迎えるための準備はできています。シーズンの開幕が本当に楽しみです」と述べた。

 

 

また日産フォーミュラEのゼネラルマネージャーで、日産フォーミュラEチームのトマソ ヴォルペ、マネージングダイレクターは「私たちは、新シーズンの門出を祝し、日本のDNAを取り入れた今までにないユニークなデザインのマシンを作ろうと考えました。

 

今シーズンは、フォーミュラEにとってGen3マシンを導入する大きな節目です。また私たち日産にとっても、チームの全オーナーシップを取得し、新チームとして運営を始める重要な節目となります。様々なチャレンジを乗り越えて新シーズンを迎える事を、全ての日産従業員、関係者が楽しみにしています」と語った。

 

 

なお日産フォーミュラEチームは、シェルとの提携を継続すると共に、ザ・ウールマーク・カンパニーと新たなパートナーシップを結んだ。シェルは、新シーズンも日産チームとのパートナーシップを継続。EVの効率を最適化するシェルEフルードの開発とEV充電ネットワークの拡大に繋げていく。

 

シェル・モビリティのグローバルエグゼクティブバイスプレジデントを務めるイストゥバン カピターニ氏は「フォーミュラEに於ける日産とのパートナーシップを通じて、私たちはサーキットで得た経験を、一般道におけるEVユーザーに向けた製品やサービスの開発に活用しています。

 

 

フォーミュラEは、シェルリチャージやシェルEフルードなど、よりクリーンな製品を開発・生産するための重要な実験場なのです」と述べている。

 

一方、新たに日産フォーミュラEチームとパートナーシップを結んだザ・ウールマーク・カンパニーは、日産チームのテクニカルパートナーとして、メリノウールを使用した高性能なチームユニフォームを開発した。

 

ザ・ウールマーク・カンパニーのマネージングディレクターであるジョン ロバーツ氏は「私たちの技術チームは繊維特有の性質を生かし、環境負荷の少ない、これまでにない製品を開発する事に成功しました。

 

メリノウールならではの革新的な性能を、私たちの開発力と生産技術によって最大限に引き出し、フォーミュラEの活動を支えていきます」と結んでいる。

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。