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2023年2月12日【イベント】

日産フォーミュラEチーム、インド大会でポイント獲得

坂上 賢治

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日産は2月11日、インドのハイデラバードで開催されたフォーミュラE世界選手権シーズン9の第4戦に参戦。ノーマン ナトー選手が7位に入賞してポイントを獲得し、サッシャ フェネストラズは12位でフィニッシュした。

 

 

14番手からスタートしたナトー選手は、予選に続き決勝でも速さを示した。レース中盤にはパンクに見舞われピットインを余儀なくされて7位でフィニッシュ。自身初のポイントを獲得した他、ファステストラップによるボーナスポイントも獲得した。

 

対してフェネストラズ選手は、予選で今季2回目のデュエル進出を果たした。他のドライバーのコースリミットペナルティにより決勝は4番手からのスタートとなった。レースは序盤からトップ3に迫る勢いを見せたものの、アクシデントに巻き込まれて順位を落とし最終的には12位でゴールした。

 

 

この成果に日産フォーミュラEのゼネラルマネージャーで、日産フォーミュラEチームのマネージングダイレクターも務めるトマソ ヴォルペ氏は「上手く行かない事もありますが、今回は、予選でのナトーの小さなトラブルを除けば、チームは完璧な仕事をしました。

 

 

両ドライバーとも力強い走りを見せました。フェネストラズは果敢に表彰台に挑戦し、ナトーは順位を上げていきました。しかし残念ながらフェネストラズは、アクシデントに巻き込まれたせいで、良い結果を得る事が出来ませんでした。

 

間違いなく多くのポイントを獲得出来る可能性があり、ナトーはピットストップをしながらも見事な走りを見せ順位を上げて7位でフィニッシュしました。マシンは速いので、ケープタウンでは引き続き上位争いに加わりたいです」と述べた。

 

 

ドライバーコメント

サッシャ フェネストラズ
「表彰台、あるいは5位以内を狙える大きなチャンスがあっただけに、全体的には悔しい思いで1杯です。受け入れることは簡単ではないですが、これがレースですし、手ごたえは感じています。

 

ただ予選は良かったです。今シーズン2回目のデュエル進出で、準決勝に進出したかったのですが、第1コーナーと第2コーナーでミスをしてしまい、惜しくも敗退してしまいました。

 

 

それでも、4位という良いポジションからスタートを切り、決勝では力強く走る事が出来ました。最終的には運命に翻弄されましたが、すべてを出し切りました。

 

今は切り替えて、前に進むだけです。私たちには良いマシンがありますし、素晴らしいチームですから。どんどん進歩していますので、きっとすぐに結果がついてくると思います」

 

 

ノーマン ナトー
「今シーズン初のポイントを獲得出来て嬉しいのですが、本当はもっと取れた筈だと感じています。レース中盤、10位以内を走っていたときに接触されてパンクしてしまい、ピットインせざるを得なくなりました。

 

それでも、7位でフィニッシュできたのは、マシンと作戦がいかに優れているかという事だと思います。セーフティカーが導入されたタイミングは、私たちにとって丁度良かったのですが、順位を取り戻すためレースをコントロールし、トラブルに巻き込まれないようにしなければなりませんでした。

 

まだ改善すべき点はありますが、良いマシンがあるので、予選でもっと上位に食い込めれば、大きなポイントを獲得出来ると思います。次のケープタウンも楽しみにしています」

 

音声・字幕:英語のみ

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

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1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。