日産は2月11日、インドのハイデラバードで開催されたフォーミュラE世界選手権シーズン9の第4戦に参戦。ノーマン ナトー選手が7位に入賞してポイントを獲得し、サッシャ フェネストラズは12位でフィニッシュした。
14番手からスタートしたナトー選手は、予選に続き決勝でも速さを示した。レース中盤にはパンクに見舞われピットインを余儀なくされて7位でフィニッシュ。自身初のポイントを獲得した他、ファステストラップによるボーナスポイントも獲得した。
対してフェネストラズ選手は、予選で今季2回目のデュエル進出を果たした。他のドライバーのコースリミットペナルティにより決勝は4番手からのスタートとなった。レースは序盤からトップ3に迫る勢いを見せたものの、アクシデントに巻き込まれて順位を落とし最終的には12位でゴールした。
この成果に日産フォーミュラEのゼネラルマネージャーで、日産フォーミュラEチームのマネージングダイレクターも務めるトマソ ヴォルペ氏は「上手く行かない事もありますが、今回は、予選でのナトーの小さなトラブルを除けば、チームは完璧な仕事をしました。
両ドライバーとも力強い走りを見せました。フェネストラズは果敢に表彰台に挑戦し、ナトーは順位を上げていきました。しかし残念ながらフェネストラズは、アクシデントに巻き込まれたせいで、良い結果を得る事が出来ませんでした。
間違いなく多くのポイントを獲得出来る可能性があり、ナトーはピットストップをしながらも見事な走りを見せ順位を上げて7位でフィニッシュしました。マシンは速いので、ケープタウンでは引き続き上位争いに加わりたいです」と述べた。
ドライバーコメント
サッシャ フェネストラズ
「表彰台、あるいは5位以内を狙える大きなチャンスがあっただけに、全体的には悔しい思いで1杯です。受け入れることは簡単ではないですが、これがレースですし、手ごたえは感じています。
ただ予選は良かったです。今シーズン2回目のデュエル進出で、準決勝に進出したかったのですが、第1コーナーと第2コーナーでミスをしてしまい、惜しくも敗退してしまいました。
それでも、4位という良いポジションからスタートを切り、決勝では力強く走る事が出来ました。最終的には運命に翻弄されましたが、すべてを出し切りました。
今は切り替えて、前に進むだけです。私たちには良いマシンがありますし、素晴らしいチームですから。どんどん進歩していますので、きっとすぐに結果がついてくると思います」
ノーマン ナトー
「今シーズン初のポイントを獲得出来て嬉しいのですが、本当はもっと取れた筈だと感じています。レース中盤、10位以内を走っていたときに接触されてパンクしてしまい、ピットインせざるを得なくなりました。
それでも、7位でフィニッシュできたのは、マシンと作戦がいかに優れているかという事だと思います。セーフティカーが導入されたタイミングは、私たちにとって丁度良かったのですが、順位を取り戻すためレースをコントロールし、トラブルに巻き込まれないようにしなければなりませんでした。
まだ改善すべき点はありますが、良いマシンがあるので、予選でもっと上位に食い込めれば、大きなポイントを獲得出来ると思います。次のケープタウンも楽しみにしています」
音声・字幕:英語のみ