ニデックは6月10日、グループ会社であるニデックインスツルメンツ が外部の悪質な集団からサイバー攻撃を受け、複数のサーバ内ファイルが暗号化される〝ランサムウェア被害〟にあった(5月26日発生)ことを公表した。
なお、現時点では、データ漏洩の範囲の明確な特定はできていないが、ニデックおよび他のグループ会社では同様の被害は確認されていないとのこと。
ニデックインスツルメンツでは、現在、全社対策本部を設置し、外部専門家の助言を受けつつ、影響の範囲等の調査と復旧への対応を進めると共に、警察などの関係機関への相談を開始し、対応について指導を受けていると云う。
同社は、情報セキュリティを最優先事項と定め、必要とするリソースを全力投入し、この被害の早期復旧を図ると共に、グループ全体に於いても情報セキュリティの体制を強化し、今後の再発防止に向けたあらゆる予防措置を講じていくとしている。