
三菱自動車工業は3月19日、〝2025年日本国際博覧会 (大阪・関西万博)〟(開催期間:4月13日~10月13日)の救急搬送用車両として、ワンボックスタイプの軽商用電気自動車(軽商用EV)「ミニキャブEV」2台を、寄贈先の2025年日本国際博覧会協会に納車したことを発表した。
同車は、万博会場内でケガ人や体調不良による傷病者が発生した際の搬送用のほか、会場内の医療救護施設から医療チーム(医師、看護師、救急救命士)が駆け付けるために使用される。また、博覧会の終了後には、博覧会協会から大阪府の大阪南消防局と茨木市消防本部へ再譲渡され、救急搬送用車両として活用される予定だと云う。
三菱自動車は、救急搬送用車両に軽商用EVを用いることの利点として、車道が狭い地域での搬送時間の短縮に伴う救命率の向上や、電池パックの床下配置による低重心化に伴う搬送される傷病者の負担軽減を挙げ、今後もEVの活用により、地域住民の安全・安心に貢献できるよう取り組んでいくとしている。