三菱自動車工業は9月20日、「アウトランダー」が、グッドデザインオーストラリアが主催する“オーストラリアグッドデザイン賞2022”を、プロダクトデザイン(自動車・輸送機器)分野で受賞したと発表した。
オーストラリアグッドデザイン賞は、1958年以来、優れたデザインと革新性を推進するものとして、世界デザイン機構(WDO)からも認められる豪州に於ける最高峰の国際的デザイン推薦プログラム。今年の選考では、豪州内外のデザイン専門家70名以上が、世界中から11分野(※)に応募のあったデザインに対して、優れたデザイン性、革新性、インパクトの3つの基準で審査。その結果、プロダクトデザイン(自動車・輸送機器)分野に於いて、三菱自動車の「アウトランダー」が同賞を受賞した。
アウトランダーは、三菱自動車のフラッグシップモデルとして、デザインに於いては「BOLD STRIDE(ボールド・ストライド)」をコンセプトに掲げ、エクステリアでは、厚みのある水平基調のプロポーションによる堂々とした佇まいに加えて、飛行機の垂直尾翼をモチーフとしたDピラーにより力強く軽快な走りを演出。インテリアでは、走行時の車体姿勢の変化をつかみやすい水平基調で力強い造形のインストルメントパネルを採用し、芯が通った力強さと開放感を表現していると云う。
審査員は、「アウトランダー」受賞にあたり、以下のようにコメントしている。
「SUVは機能性の高さなどが評価されてセダンを凌ぐ人気となったが、新型アウトランダーもSUVらしい機能的な室内空間に加え、スタイリッシュさを併せ持っている。家族連れが使いやすい7人乗りとしながら、室内は現代的なデザインも両立。エクステリアは、力強さとライトやクローム装飾などの繊細なディテールとのバランスがよく、競合ひしめくSUV市場の中で個性を表現している」。
三菱自動車・デザイン本部長の渡辺誠二氏は、受賞の喜びを以下のように語っている。
「アウトランダーシリーズは三菱自動車らしさを体現するデザインフィロソフィー“Robust & Ingenious”を具現化したデザインで、これまで日本、米国、欧州でデザイン賞を受賞するなど世界的にご評価いただいており、今回の豪州での受賞も大変光栄に思います。今回の受賞を機により多くの方々に『アウトランダー』を実際にご覧いただけるとうれしく思います」。
※建築デザイン、コミュニケーションデザイン、デザインリサーチ、デザイン戦略、デジタルデザイン、エンジニアリングデザイン、ファッションインパクト、次世代(学生)、プロダクトデザイン、サービスデザイン、社会的インパクトの11分野。