三菱自動車工業は12月4日、新型1トンピックアップトラック「トライトン 」(6代目/一部の国・地域でL200として販売)が、アセアン地域の新車を対象に安全性能を総合評価する「ASEAN NCAP」(New Car Assessment Program for Southeast Asian Countriesの略)で、最高評価となる5つ星(ファイブスター)を獲得したと発表した。
トライトンは、1978年発売の「フォルテ」をルーツとする三菱自動車の1トンピックアップトラック。同社の世界戦略車として、45年間、5世代に亘って約560万台が生産され、世界約150ヵ国で販売されてきた。
今年7月に約9年ぶりのフルモデルチェンジを果たしたその新モデルは、商品コンセプト「Power for Adventure(パワー・フォー・アドベンチャー)」の下で開発が進められ、内外装デザインからシャシー、ラダーフレーム、エンジンなどを一新。
安全面に於いては、衝突時のエネルギー吸収とキャビンの変形抑制を両立させた衝突安全強化ボディ「RISE」(Reinforced Impact Safety Evolution)に加え、高い乗員保護性能を実現するよう設計されたシートベルトと7つのSRSエアバッグ(装備はボディタイプとグレードによる)のほか、全車標準装備の横滑り防止装置「ASC」(Active Stability Control)をはじめとした装備や、衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM](Forward Collision Mitigation system、歩行者検知付)といった予防安全装備も採用されている。
なお、新型トライトンは、今年7月、生産工場のあるタイでの発売が開始。来年初頭には日本でも発売される。