三菱自動車工業は10月12日、新型コンパクトSUV「エクスフォース」がVMARKベトナム・デザイン・アワード2023 の「ベスト・トランスポーテーション・デザイン」カテゴリーで金賞を受賞したことを発表した。三菱自動車としての同賞受賞は初になると云う。
VMARKベトナム・デザイン・アワードは、ベトナム・ホーチミンを本拠地とするベトナムデザイン協会(VDAS)が主催する2018年に設立されたデザイン賞で、30名のベトナム内外のデザインの専門家が、革新性と環境保全性、アイデンティティ、機能性、コミュニティの5つの基準で審査。今年は、世界中から応募のあったデザイン700件から特に優れたデザイン16件に金賞が授与された。
金賞を受賞した新型エクスフォースは、取り回しの良いコンパクトなボディサイズでありながら、広々とした居住空間や多彩な収納スペースなどの快適性・実用性を両立したほか、様々な状況下で高い走破性を実現するコンパクトSUV。
「SILKY & SOLID(シルキー・アンド・ソリッド)」をデザインコンセプトに、エクステリアに於いては、ボディ上部をシルクのような滑らかな軽やかさを表現し、下部をソリッドで力強いプロポーションとすることで、スタイリッシュでありながら本格SUVらしさを表現。また、インテリアに於いては、12.3インチのスマートフォン連携ディスプレイオーディオとデジタルドライバーディスプレイを一体化させた大型のモノリス形状のパネルの採用など、先進感のある洗練された空間としたと云う。
授賞式では、式典に参加した同社プログラム・デザイン・ダイレクターの秋田直輝氏が、「新型『エクスフォース』は、三菱自動車らしい堅牢性や力強さに加え、スタイリッシュで、エネルギーに満ち溢れ、個性を際立たせたデザインを追求しています。近年、存在感を増し続けているVMARKベトナム・デザイン・アワードにおいて高く評価いただき、大変光栄に思います。今回の受賞を励みに、来年初頭の投入に向けて、より多くのベトナムのお客様に新型『エクスフォース』の魅力をお伝えできるよう、邁進してまいります」と、その喜びを語った。