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2024年10月10日【イベント】

三菱自動車、JMS-Biz2024の出展概要

NEXT MOBILITY編集部

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三菱自動車工業は10月10日、千葉市の幕張メッセにて15日(火)から18日(金)まで開催される「JAPAN MOBILITY SHOW BIZWEEK 2024 (ジャパンモビリティショービズウィーク)」(主催:日本自動車工業会/以下、JMS-Biz2024)の出展概要を発表した。

 

JMS-Biz2024は、モビリティ関連企業と次世代を担うスタートアップによる、ビジネス共創を生み出すことを目的としたビジネスイベント。三菱自動車ブースでは、既に動きだしている同社のモビリティビジネスや、その他新規事業5つをパネル展示・動画で詳しく紹介し、参加・来場企業との共創を図る。

 

1.モビリティビジネスのパネル展示の概要

(1)ヒト・モノ・コトを繋ぐEV関連サービス「EVNION(イブニオン)」

三菱商事、三菱ふそうトラック・バスとの3社で共同設立した新会社イブニオンによる、乗用車・商用車、メーカーを問わない電気自動車(EV)関連のサービス・情報を提供するオンラインプラットフォーム。

 

車両から充電設備、車両メンテナンスなど、エンジン車からEVへの移行時の様々な変化への対応や疑問の解決を目的に、必要な情報・サービスを集約することで、よりスムーズなEVシフトを支援。日本の2050年カーボンニュートラル実現やDX(デジタル・トランスフォーメーション)への貢献を目指している。

 

(2)アウトドア複合サービス「NOYAMA(ノヤマ)」

博報堂と共同設立した新会社NOYAMAが運営する〝自然と生きる力を、取り戻す〟をコンセプトとした新しい体験やサービスを提供する、アウトドアに特化したプラットフォーム。

 

現在は、自然の中にあるものを使ってサバイバル力をみんなで楽しく身に着けるためのコンテンツ・コミュニティサービス「冒険の学校」や、自然の中で家電を使う体験を通じてアウトドアでいざという時にスマートに楽しく生きる術を体験できる、プラグインハイブリッドEV(PHEV)とアウトドアギア・電化製品の一括レンタルサービス「e-Outdoor(イー・アウトドア)」の2つのサービスを展開。車両というハードのみならず、三菱自動車らしさと親和性のあるアウトドアライフスタイルを通じた体験価値を提供することを目的に、オンオフ両面で新たなアウトドア体験を提供する。

 

(3)電動車のコネクティッド技術を活用したスマート充電サービス

MCリテールエナジーとKaluza Japan、三菱商事と共同開発した国内初(*1)のスマート充電サービス。

 

スマートフォンの専用アプリから希望の充電完了時間を予め設定しておくと、その時間までに電力価格が安い最適なタイミングで充電。コスト低減のみならず、再エネ由来の余剰電力利用によりCO2排出量の削減にも貢献する。

 

*1:車両のコネクティッド技術を活用して充電制御を行うサービスについて。2024年10月現在、三菱自動車調べ。

 

(4)使用済み電池モジュールを使用した自律型街路灯モックアップ

MIRAI-LABO(ミライラボ)社と共同開発した、「アウトランダーPHEV」の使用済み電池を活用した自律型街路灯のモックアップを展示。

 

日中に太陽光で発電した電力を電動車の使用済み電池に蓄電し、夜間はその電力でLED照明を点灯させる自律型街路灯に、使用済み電池を採用することで、バッテリー製造時に排出する二酸化炭素を削減。使用済み電池をリパーパスする具体策として紹介する。

 

(5)電動車の走行・充電データと地図情報を活用した「EV行動分析レポート」

電動車の走行傾向などをまとめた国内初(*2)のEVの行動分析レポートサービス。

 

三菱自動車のEVから取得した1日の走行距離や走行エリア、充電場所、SOC(充電率)、公共充電器での充電履歴などを、ゼンリンが保有する地図情報やゼンリンデータコムが保有する位置情報解析プラットフォームとかけ合わせ、電動車の利用傾向を可視化。

 

将来的な電力需要やインフラコストの試算、充電器設置場所の検討などへの活用で、計画的な充電インフラの整備・拡充に貢献。電動車の普及促進やカーボンニュートラル社会の実現をサポートする。

 

*2:2024年10月現在、三菱自動車調べ。

 

2.パネルディスカッション「未来モビリティ会議」

16日開催のパネルディスカッションに、三菱自動車の加藤隆雄社長が登壇。多様なバックグラウンドを持つ有識者などと、カーボンニュートラルの実現をテーマに議論する。

 

<未来モビリティ会議の概要>
– テーマ:「日本式」カーボンニュートラル実現戦略とは?
– 開催日時:10月16日(水)14:00~15:00
– 場所:トークステージ
– 登壇者:

・松沢 優希(環境・サステナビリティ コンサルタント)
・モーリー・ロバートソン(国際ジャーナリスト)
・吉野 彰(旭化成 名誉フェロー)
・小木曽 聡(日野自動車 代表取締役社長 CEO)
・毛籠 勝弘(マツダ 代表取締役社長兼 CEO)
・加藤 隆雄(三菱自動車 取締役 代表執行役社長 兼 最高経営責任者)

 

3. 「アウトランダーPHEV」2025年モデルの実車展示

日本自動車工業会 参加各社のカーボンニュートラルへの取り組みを紹介する合同展示エリアに、大幅改良でEV航続距離を100km超へと伸長、動力性能・快適性も向上させた「アウトランダーPHEV 」(10月9日発表)を展示。実車と共に同社の最新PHEV技術を紹介する。

 

 

[イベント概要]
– イベント名称:JAPAN MOBILITY SHOW BIZWEEK 2024
– 開催日時:2024年10月15日(火)~10月18日(金)10:00~17:00
– 会場:幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)
– 入場料:無料(事前登録制)
– 主催:一般社団法人日本自動車工業会(JAMA)
– 共催:一般社団法人日本自動車部品工業会(JAPIA)

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。