三菱自動車工業は8月5日、新型コンパクトSUVエクスフォースが、アセアン地域の新車を対象に安全性能を総合評価する「ASEAN NCAP(New Car Assessment Program for Southeast Asian Countriesの略称)」で最高評価の5☆(ファイブスター)を獲得したことを明らかにした。
エクスフォース(一部の国・地域ではアウトランダースポーツとして販売)は、衝突時のエネルギー吸収とキャビンの変形抑制を両立させた衝突安全強化ボディ「RISE(Reinforced Impact Safety Evolutionの略称)」に加え、6つのSRSエアバッグ(装備はグレードによる)を採用することで衝突安全性能を確保。
更に衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM(Forward Collision Mitigation system)]や後側方車両検知警報システム[BSW(Blind Spot Warning)]、後退時交差車両検知警報システム[RCTA(Rear Cross Traffic Alert)]、オートマチックハイビーム [AHB(Automatic High Beam)]などの安全装備によって、高い予防安全性能も備えている。
去る2023年にインドネシアで世界初披露したエクスフォースは、「Best-suited buddy for an exciting life(毎日を愉しく過ごすことができる頼もしい相棒)」をコンセプトに、アセアン地域での使われ方に拘って開発した5人乗りのコンパクトSUV。
スタイリッシュかつ力強い本格的なSUVデザインを特長とし、取り回しの良いコンパクトなボディサイズでありながら、広々とした居住空間や多彩な収納スペースなどの快適性・実用性を両立。荒れた路面や冠水路などさまざまな天候や路面に於いて、安心・安全の走破性を実現する。
三菱自動車工業では、2023年11月にインドネシアで販売開始後、今年3月にベトナム、7月にフィリピンなどのアセアン地域、中南米やアフリカで発売しており、今後は中東や南アジアにも順次展開を拡大する計画としている。