三菱電機は、契約するクラウドサービスが第三者からの不正アクセスを受け、国内取引先の情報の一部が外部へ流出したことを確認し、その調査結果を11月20日に公表した。
なお、現時点までの調査では、国内取引先の金融機関口座(三菱電機の支払先口座)に関する情報(一部に一連の口座情報に含まれる個人事業主等の氏名、所在地等の個人情報)が流出したことを確認。現在、関係機関に順次報告を行っている。
三菱電機は11月16日、クラウドサービスに対する通常とは異なるアクセスを認識し、当該アクセスを遮断するなどの対策を講じた。そして現在、不正アクセスを受けた情報(ファイル)とその内容、不正アクセスの原因調査を進めている。
なお、今回の不正アクセスは、1月および2月にあった事案の手法とは異なる可能性が高いと考えられることから、全ての情報を調査するまでには、暫くの時間を要する見込みであるとのこと。
三菱電機は、引き続き詳細調査を速やかに進め、対象となる国内取引先に対しては、個別に報告を行うとともに、調査結果などを追って公表するとしている。
[流出が判明した国内取引先に関する情報と今後の対応]
1.流出が判明した国内取引先に関する情報
11月20日現在、判明している外部に流出した情報のうち、金融機関口座に関わる内容は次の通り。
・国内取引先の金融機関口座(三菱電機の支払先口座)に関わる取引先名称、住所、電話番号、代表者名、金融機関名、口座番号、口座名義などの情報(8,635口座)。
2.原因
情報の流出原因については、その詳細な内容を調査中。現段階では判明していないため、判明次第報告する。
3.今後の対応
(1)対象となる国内取引先には、三菱電機から連絡する。
(2)この件に関しての問い合わせ専用窓口を設置する。
<専用窓口>
・フリーダイヤル(無料):0120-001-463
・受付時間:平日・土日祝日 9:00~17:30