三菱電機は、一般財団法人 機械振興協会が主催する「第55回(令和2年度)機械振興賞」において、高解像度ライン磁気イメージセンサ「MICMO® (Magnetic Ink Checker Module)」が「機械振興協会会長賞」を受賞したと12月23日発表した。
高解像度ライン磁気イメージセンサ「MICMO®」(左:JS1C90、右:JS1C170)
製品の特長と受賞の背景
近年、偽札の精巧化により、さらに精度の高い真贋判定機能を持った金融端末装置が求められている。三菱電機の高解像度ライン磁気イメージセンサ「MICMO®」は、センサー素子の微細化が可能なAMR※素子を採用しており、従来の磁気センサーと同等のサイズと価格で約20倍の高解像度を実現したことが高く評価され、受賞に至った。
※ Anisotropic Magneto Resistive(異方性磁気抵抗効果):外部磁場変化に応じて電気抵抗が変化する現象
受賞概要
– 賞の名称/第55回(令和2年度)機械振興賞 機械振興協会会長賞
– 製品名称/高解像度ライン磁気イメージセンサ「MICMO®」
– 対象機種(クラス)/JS1C90 JS1C170
「機械振興賞」について
優秀な研究開発およびその成果の実用化によって、機械産業技術の進歩・発展に著しく寄与したと認められる企業・大学・研究機関および研究開発担当者を表彰することで、わが国の機械産業の振興に資することを目的とした一般財団法人 機械振興協会が主催する制度。