国土交通省は9月13日、管理する直轄国道に於けるビッグモーター店舗前の街路樹に枯死の発生が確認された箇所について、土壌調査を実施していたが、今回、調査結果が取り纏められたとして、その概要を公表した。
それによると地方整備局等調査で、店舗前の街路樹に枯死の発生が確認された10店舗の内、8店舗前で除草剤成分(グリホサート等)が検出されたとしている。具体的な店舗については以下の通り。
・福 井 店 前(国道 8号)/★福井県福井市大土呂付近。
・越 前 店 前(国道 8号)/★福井県越前市塚町付近。
・松 本 店 前(国道 19 号)/長野県松本市渚 2 丁目付近。
・高松国分寺店前(国道 11 号)/香川県高松市国分寺町付近。
・平 井 店 前(国道 11 号)/★愛媛県松山市平井町付近。
・松 前 店 前(国道 56 号)/★愛媛県伊予市下吾川付近。
・飯 塚 店 前(国道 201 号)/★福岡県飯塚市堀池字古川付近。
・多 良 見 店 前 (国道 34 号)/長崎県諫早市多良見町市布付近。
また上記調査の後、追加で枯死の発生が確認されたと報告があった1店舗前からも除草剤成分(グリホサート等)が検出された。
・宇 部 店 前(国道 190 号)/★山口県宇部市東須恵付近。
★は、9月12日までにビッグモーターから除草剤使用等の連絡があった店舗。
国土交通省としては、今回、除草剤成分が検出された箇所については、所轄の警察署に被害届を提出する。今後、上記箇所については、国の方で適切に原状回復を行い、原因者が特定された箇所から順次、原因者に対して損害賠償等を請求する予定としている。