マツダは5月17日、パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で22日(水)から24日(金)まで開催される自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2024 YOKOHAMA (*1)」(主催:自動車技術会)に出展すると発表した。
同社ブースでは、ロータリーエンジンを発電機として使用する、EVとしての使い方を拡張した新しい電動車「MAZDA MX-30 Rotary-EV(エムエックスサーティー・ロータリー・イーブイ)」を展示。また、〝カーボンニュートラル(CN)〟と〝電動化〟、そして〝人とITの共創による価値創造〟をテーマに、〝時代に適合して走る歓びを進化させ、日常の 移動体験の感動を量産するクルマ好きの会社になる〟という、同社の「2030 VISION」の実現を目指す取り組みを紹介する。
なお同社は、自動車技術会が同展示会と併催する「2024年春季大会 」に於いても論文等を発表。その企画展示で「MAZDA MX-30」が採用している〝エコマテリアル〟に関する展示を行う予定だと云う。
*1:7月17日(水)から7月19日(金)の日程で「人とくるまのテクノロジー展2024 NAGOYA」が、愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo:愛知県常滑市)に於いて開催予定。
[出品概要]
■車両展示
・MAZDA MX-30 Rotary-EV
新開発の発電用ロータリーエンジンの搭載により、国内PHEVトップクラス(*2)の107kmのEV走行換算距離(*3)を実現したシリーズ式プラグインハイブリッドモデル。3つの走行モードが選択可能なほか、普通・急速方式対応の充電機能や1,500Wの給電機能により、アクティブなカーライフをサポートする。
*2:国内自動車メーカーが新車として国内発売中のPHEV車比較(2023年3月現在、マツダ調べ)。
*3:EV走行換算距離(等価EVレンジ)。
■テーマ展示
・カーボンニュートラル(CN)
2050年のサプライチェーン全体でのカーボンニュートラルへの挑戦を宣言した同社に於けるCO2削減の取り組みについて、〝クルマのライフサイクル全体での視点(LCA)〟と、〝燃料に関わるWell-to-Wheel(*4)視点〟の両面から紹介する。
・電動化
内燃機関や電動化技術、代替燃料など、地域の電源事情や利用環境に応じたソリューションを適材適所で提供していく「マルチソリューション」の取り組みについて紹介する。
・人とITの共創による価値創造
MBD(モデルベース開発)・MBR(モデルベースリサーチ)・AIを活用することで、人間の能力を最大限に引き出す研究開発や、社内外のデジタル人材の育成・普及への取り組みについて紹介する。
*4:燃料に関わる採掘から使用までのサイクル。
[イベント概要]
– 名称:人とくるまのテクノロジー展 2024 YOKOHAMA/ONLINE
– 会場:
・パシフィコ横浜(展示ホール・ノース)横浜市西区みなとみらい1-1-1
・オンライン(人とくるまのテクノロジー展 2024 ONLINE STAGE 1 )(ログインには登録が必要)
– 会期:
・横浜会場:2024年5月22日(水)~24日(金)(22・23日は10~18時、24日は9~16時)
・オンライン:5月15日(水)10時~6月5日(水)17時
<新車開発講演>
– 日時:5月22日(水) 15:30~16:30
– 演題:MAZDA MX-30 Rotary-EV ~Heritage meets 電動化~
– 講師:マツダ電動車生技部 部長 上藤 和佳子
– 会場:パシフィコ横浜2F アネックスホール
– 備考:オンライン展示会でも聴講可(聴講には事前登録 が必要)
<自動車技術会 技術発表>(有料)
詳細は、自動車技術会・2024年春季大会のホームページ を参照。
マツダは、今後も「ひと中心」の価値観の下、「走る歓び」を進化させ続け、ユーザーの日常に移動体験の感動を創造し、「生きる歓び」を届けていきたいとしている。