マツダは12月8日、「2020-2021 日本カー・オブ・ザ・イヤー」の最終選考結果が本日発表され、「MAZDA MX-30」が、「デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したことを発表した。同賞は今年「日本カー・オブ・ザ・イヤー」に新設された部門賞。
「MX-30」のデザインは、「Human Modern(ヒューマン モダン)」をコンセプトに、魂動(こどう)デザインの新たな表現手法の開拓にチャレンジしている。エクステリアは、塊そのものが持つ美しさを際立たせるため、シンプルな立体構成に徹したうえで親しみやすい表情とし、キャビンデザインはフリースタイルドア(センターピラーレスのセンターオープン式ドア構造)による身軽さを表現したという。インテリアは、フローティングさせたコンソールや、サスティナビリティをテーマとした個性的な素材使いなどにより、「開放感に包まれる」空間。また、マツダ創立100周年の節目に登場するクルマの象徴として、ヘリテージ素材でもあるコルクをインテリアに採用し、柔らかな居心地の良さを表現する。
デザイン・ブラントスタイル担当の前田 育男(まえだ いくお)常務執行役員は、「今回の受賞は、マツダのデザインが高く評価された証として大変誇りに思うとともに、応援していただいた皆さまに心から感謝を申し上げます。2010年に『クルマに命を与える』という哲学のもと魂動デザインをスタートさせました。今年10年の節目を迎え、さらなる深化を目指し新たな方向性を提案したのがMX-30です。今後も日本ブランドとしての誇りを高く持ち、マツダのデザインをより良いものにしていく決意です。」と述べた。