伊モデナに本拠を置くマセラティは8月18日(カリフォルニア州モントレー)、モントレーカーウィークで限定62台のマセラティMCXトレマ(MCX trema)を初公開した。( 坂上 賢治 )
世界中の自動車ファンが集結したモントレーに於いてマセラティは、クローズドサーキット向けに設計されたMCXトレマを公開。同車は先の通り公道を走行するための型式承認を持たないサーキット専用車両となる。
なお730馬力の動力性能を発揮するMCXトレマは、Centro Stileとマセラティエンジニアリングチームのパートナーシップから生まれたという。
今回の車両公開についてマセラティのダビデ・グラッソCEOは、 「当社は、独自のデザイン・テクノロジー・パフォーマンス・優雅さなどでイタリンスポーツカーのあり方を再定義。世界70ヵ国超の市場に於いて、目の肥えたエンスージアストの厳しい要求に応え続け、常に世界の自動車産業でベンチマークとなってきました。
そうしたなかでMCXトレマは、サーキットカーに新たなパラダイムをもたらすべく開発・リリースされました。同車は、マセラティのDNAであるサーキットに於けるファイティングスピリットを体現したもので、その妥協のないパフォーマンスから、未来に向けた当ブランドの新たな指針を示すものです」と述べた。