インド・マヒンドラグループ傘下の自動車メーカー〝マヒンドラ & マヒンドラ(Mahindra & Mahindra Ltd.)〟は7月18日(インド・ムンバイ時間)、同社のSUVブランド「スコーピオN(Scorpio-N)」のステアリングを握る特設チームが「量産車両を使用したシンプソン砂漠の横断」でギネス記録を飾ったと発表した。
マヒンドラによると、ジーン・コーベット氏とベン・ロビンソン氏のドライブによるスコーピオNは、摂氏50度の灼熱の砂漠で1,100も連なる砂丘を乗り越える壮大な冒険に成功。彼らの記録破りの旅は、ギネス世界記録の関係者によって立証されたと綴っている。
また記録達成についてスコーピオNのコ・ドライバーであるジーン・コーベット氏は、「この記録破りの旅はバーズビルの夜明けに始まり、アルカセルツァー・ボアでゴールし、その全てを13時間以内に終えた。
クルマは、世界で最も過酷な砂漠横断のひとつである広大なシンプソン砂漠(距離385km)を最速で横断した量産車となり、その比類のない耐久性、高い持久力と性能を証明した」と語った。
加えてマヒンドラ&マヒンドラ(Mahindra & Mahindra Ltd.)のR・ベルサミー(R Velusamy)CEOは、「当社のスコーピオNによる同記録を非常に誇りに思います。また同功績を支えたエンジニア達の創意工夫にも敬意を表します。
これは2016年に新たなSUVカテゴリーを創設した当ブランドにとっても大きな功績となりました。今後も私達は、冒険に挑戦し続けるという本物の体験を作り続けて参ります」と述べた。
ちなみにマヒンドラグループは1945年に設立。現在、100か国以上で延べ260,000人の従業員を擁する同国最大規模の多国籍企業連合だ。インド市場では農機具、多目的車両、情報技術、金融サービスの分野で主導的地位にあり、延べ販売台数順のランキングでは世界最大のトラクター会社でもある。