ランチアは、ルカ・ナポリターノCEOが、先に世界へ向けて公開されたBEVコンセプトカー「ランチアPu+Ra HPE」のステアリングを握り、欧州6か国のルネッサンスの地を巡るツアーの出発映像を公開した。
ランチアでは、コンセプトカーPu+Ra HPEは、流線型、効率的、空力性能に優れたボディを備えた完璧に運転可能なモデルであり、時代を超越したデザイン、イタリア家庭のリビングを思わせる端正さ、持続可能性、電動化、テクノロジーの観点から、ブランドの今後10年間のビジョンを体現している。
同映像は、今後数週間に亘って実施されるLancia Pu+Ra HPEのヨーロッパツアーの出発にあたり撮影された。このツアーにより、欧州各地のランチアファンは、ランチア・ブランドに於ける今後10年間のビジョンを間近で感じ取れる絶好の機会になると説明した。
その映像に於いてルカ・ナポリターノCEOは、「116年の歴史を持つランチアは、イタリアを体現する美しいクルマ、国家元首のフラッグシップ車、そして70年代から90年代に掛けて様々なラリーシーンで優勝した栄光のブランドでもあります。
そんなランチアのブランド復興にあたり、それと対を成すテーマとなる今回の欧州ルネッサンスを巡る旅に於いて、我々は新たな体験を得る事になるでしょう。
翻ってみると私は2022年5月に、このブランド復興に係る各国の5人のブランドマネージャーを任命。その後のランチア・デザイン・デイで新しいロゴを発表。
2023年2月に新しいコーポレート・アイデンティティを披露。昨年4月のミラノのデザイン・ウィーク中にコンセプト車両を発表しました。
そして今、ランチアは10年間の戦略計画に基づいてルネッサンスを開始する準備ができており、コンセプトカーのランチアPu+Ra HPEはブランド発祥の地に立っています。ランチアは欧州に帰ってきたのです。
ランチアPu+Ra HPEはデザイン、イノベーション、テクノロジーの観点から、イタリアンブランドの新しいランチア車が、どのようなクルマになっていくかを明確に示しています。それは内外装共に正真正銘の真のランチアであり、我々のブランド復活の確証となるのです」と述べている。