カワサキモータース は10月12日、東京ビッグサイト(江東区・有明)にて28日から一般公開される「JAPAN MOBILITY SHOW 2023 (ジャパンモビリティショー2023/JMS)」(*1)出品内容を発表した。
同社ブース(東展示棟、東6ホール)では、ワールドプレミアモデル5機種に加え、ジャパンプレミアモデルとして、世界初(*2)となるストロングハイブリッド(*3)モーターサイクル「Ninja 7 Hybrid」とカワサキ初の電動モーターサイクル「Ninja e-1」を展示。また、オフロード四輪車の「TERYX KRX4 1000」や、Bimota(ビモータ)ブランドの「TESI H2 CARBON」「KB4」も出品する。さらに、歴史車として、「カワサキ250メグロSG」や「Ninja(GPZ900R)」、「ZXR400R」を展示する。
また、モータースポーツファンに向けて多彩な展示が実施される“モータースポーツエリア”(東展示棟、東7ホール)に於いて、2019年鈴鹿8耐優勝車である「Kawasaki Racing Team Suzuka 8H Ninja ZX-10R」、2020年にスーパーバイク世界選手権6連覇の偉業を成し遂げた「Kawasaki Racing Team Ninja ZX-10R」、世界最高峰のモトクロスレースと称されるAMAスーパークロス選手権にて、2020年に450SXクラス優勝を果たした「Monster Energy Kawasaki KX450」の3台を展示。
そして、“モビリティが実現する、明るく楽しくワクワクする未来”を届ける企業合同展示“Tokyo Future Tour(トウキョウ・フューチャー・ツアー/西展示棟)”に於いては、次世代モビリティが拓く世界を表現した“LIFE & MOBILITY”エリアで、開発中のモーターサイクル用水素エンジン(モックアップ)を。また、災害などに対応するモビリティが集う“EMERGENCY & MOBILITY(エマージェンシー・アンド・モビリティ)”エリアでは、オフロード四輪車「MULE PRO-FX 1000」を展示する。
*1:日本自動車工業会が主催。プレスデーは10月25日~26日。オフィシャルデーは26日。特別招待日は27日。一般公開は28日~11月5日。
[ジャパンプレミア2機種の概要]
(1)Ninja 7 Hybrid
451cm3水冷並列2気筒エンジン、トラクションモーター、大容量の駆動用バッテリーを搭載した、世界初(*2)のストロングハイブリッド(*3)モーターサイクル。
エンジンとモーターを統合したパワーユニットと、6速ボタンシフトミッション機構により、エンジンとモーター、2つのパワーユニットのポテンシャルをフルに引き出す「SPORT-HYBRID(スポーツ・ハイブリッド)」、トラクションモーターで発進、EVからHEVへシームレスに移行し高い燃費性能を実現する「ECO-HYBRID(エコ・ハイブリッド)」、静粛で低振動、かつゼロエミッションの低速・近距離用モード「EV」の3モードを設定。ライダーに、新しいライディング体験を提供する。
さらにモーターを搭載することで実現した、今までにない先進機能も多数搭載。高い環境性能と、カワサキらしい操る悦び”Fun to Ride(ファン・ツー・ライド)”の兼備で、次世代のライディング体験を切り開くとしている。
(2)Ninja e-1
低速域での力強いレスポンスを持つコンパクトな電動モーターと、軽量なフレームを組み合わせることにより、優れた加速性能と軽快なハンドリングを実現したEVスポーツモデル。
短時間の出力向上が可能な「e-boost(イー・ブースト)」、車両の取り回しをサポートする「ウォークモード」、ダミータンク上のストレージボックスなど、電動モーターサイクルならではの新機能、装備も採用している。
また、400ccクラスのロードスポーツモデルをベースにした車体により、Ninjaシリーズが持つライディングファン要素も備えることで、ライディングの爽快感と日常での利便性を両立。取り外し式のリチウムイオンバッテリーは、家庭用コンセントからの充電が可能。一回の充電あたり72kmの走行距離(*4)を実現している。
*2:主要メーカーの量産モーターサイクルとして世界初(スクーターを除く)、2023年10月6日現在。カワサキモータース調べ。
*3:エンジンと電気モーターを組み合わせることによりパワフルな走行を実現し、また電気モーターのみでも走行可能なシステム。
*4:WMTC class 1。実際の走行距離は使用環境により異なる。一充電走行距離は仕様により異なる。
[出品一覧]
■カワサキモータースブース(東展示棟、東6ホール)
・ワールドプレミアモデル(5機種)
・Ninja 7 Hybrid(ジャパンプレミア)
・Ninja e-1(ジャパンプレミア)
・TERYX KRX4 1000(参考出品)
・BIMOTA TESI H2 CARBON(参考出品)
・BIMOTA KB4(市販モデル)
・Ninja 1000SX(市販モデル)
・Z900RS Yellow Ball Edition(市販モデル)
・ELIMINATOR SE(市販モデル)
・カワサキ250メグロSG(歴史車)
・Ninja(GPZ900R)(歴史車)
・ZXR400R(歴史車)
■モータースポーツエリア(東展示棟、東7ホール)
・Kawasaki Racing Team Suzuka 8H Ninja ZX-10R(2019年鈴鹿8耐優勝)
・Kawasaki Racing Team Ninja ZX-10R(2020年 スーパーバイク世界選手権6連覇)
・Monster Energy Kawasaki KX450(2020年AMAスーパークロス選手権450SXクラス優勝)
■Tokyo Future Tour(西展示棟)
・MULE PRO-FX 1000
・モーターサイクル用水素エンジン(モックアップ)