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2024年3月7日【イベント】

JFE、さいたま市とEVパッカー車の共同実証

坂上 賢治

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電池交換ステーションとEVパッカー車

 

JFEエンジニアリングは3月7日、さいたま市( 市長:清水 勇人 )と電池交換式EVパッカー車による共同実証試験を開始。電池交換式EVパッカー車の出発式を執り行った。

 

なお同事案は、この共同実証に先立つ2023年5月。JFEエンジニアリングとさいたま市が「E-KIZUNA Project協定」を締結に遡る。

 

上記のE-KIZUNA Projectとは、さいたま市の二酸化炭素(CO2)排出量のうち約2割を運輸部門が占めることに着目。更に6割弱が乗用車から出ていることを受けて、これらのCO2排出削減を重要課題と定めた。

 

締結式でのJFEエンジニアリングの関口副社長とさいまた市の清水市長 

 

そこで、さいたま市ではEV普及のための課題解決型のプロジェクトE-KIZUNA Projectを展開。公用車へのEVの率先導入という見地から、JFEエンジニアリングと「E-KIZUNA Project協定」締結に至った。

 

 

今回、両者は同協定に基づき、廃棄物焼却施設で発電した電力の有効活用のため、エネルギー循環型ごみ収集システムの構築に向けた検討を進め、この度のシステムの共同実証試験の開始した。

 

(左)さいたま市の清水市長 (右)JFEエンジニアリングの関口副社長

 

具体的な実証内容は、さいたま市の廃棄物焼却施設クリーンセンター大崎から、廃棄物発電による電力供給を受けて、隣接する東部清掃事務所に車載EV電池の自動交換ステーションを設置。電池交換式EVパッカー車の複数台運用を行う。

 

ちなみにJFEエンジニアリングの電池交換ステーションは、約58秒で電池交換が可能なため、電気自動車の課題とされている充電時間に制約されず、ごみ収集を行うことができるという。

 

出発式の写真左から、さいたま市 東部清掃事務所所長 田端正義氏。JFE エンジニアリンの薄木徹也常務執行役員。さいたま市の清水勇人市長。JFEエンジニアリングの関口真澄代表取締役副社長。さいたま市クリーンセンター大崎の杉本昌広所長。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

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1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。