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2024年7月29日【トピックス】

JAF、キー閉じこみによる子供の熱中症に注意喚起

NEXT MOBILITY編集部

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JAF・ロゴ

日本自動車連盟(JAF)は7月29日、〝子供やペットを車内に残したままのキー閉じこみ〟による出動件数が、昨年8月の1カ月間に71件あったことを公表し、自動車内に於ける熱中症に対しての注意喚起を行った。

 

〝子供やペットを残したままのキー閉じこみ〟に関するデータ

・2023年8月1日~8月31日の1カ月間にJAFが出動した「キー閉じこみ」の救援のうち、子供やペットが車内に残されたままであったケースは全国で71件(子供:35、ペット:36)。このうち、緊急性が高いと判断し、通常の開錠作業ではなくドアガラスを割るなどしたケースは3件あった。

 

・現場での聞き取り調査によると、閉じこみの原因には「子供が鍵で遊んでいたら施錠してしまった」「ペット(犬)が誤って運転席ドアのロックボタンを押してしまった」などがあった。

 

・JAFが実施した真夏の車内温度の検証テストによると、送迎用バスとミニバンを比較したところ、車両サイズによる車内温度や熱中症の危険性に大きな差はなかったが、曇天でも1時間後には車内温度が40℃を超え、暑さ指数は危険レベルに達し、日照時にはさらに温度が上昇した。

 

今年の夏は例年よりも猛暑が続くと予想

・日本気象協会の久保智子気象予報士は、今年8月の気温について、日本付近でチベット高気圧と太平洋高気圧の張り出しが強まるため、気温は全国的に平年より高く、猛暑になると予想。最高気温35℃以上の猛暑日が続いたり、地域によっては40℃以上になったりする可能性があるほか、夜間も気温が下がりにくいため、昼夜問わず、万全な熱中症対策が必要であるとしている。また、9月の気温も東日本や西日本を中心に平年より高く、厳しい残暑が続くことが予想されるとしている。

 

日本気象協会推進「熱中症ゼロへ」プロジェクトの協力団体でもあるJAFは、以上を踏まえて、「少しの時間だから」「寝ているから」などの理由で車内に子供を残したままでクルマを離れることで、車内熱中症を引き起こす事故になりかねないことから、天候や気温に関わらず、絶対に子供やペットを車内に残して離れないよう呼び掛けている。

 

■関連リンク:(JAF)真夏の車内温度~車両の大きさによって差はあるのか?~(JAFユーザーテスト)

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。