日本自動車連盟(JAF)は9月18日、自転車乗車時の交通事故防止を目的とした「実写版 危険予知・事故回避トレーニング」の「自転車編」に新たな動画2本を追加し、公式ウェブサイトとYouTubeの公式アカウントで公開した。
道路交通に潜む危険を事前に予測し、適切に対応することで交通事故を未然に防止することを目的としたこの実写を使ったトレーニングでは、〝安全〟に危険な場面を覚えることで、予測する能力を訓練。この手法は、交通安全教育に於いて事故防止効果が認められているものであると云う。
「自転車編」を追加公開
JAFは今回、今年5月17日に可決・成立した〝改正道路交通法〟により、近い将来、自転車の交通違反に対する取り締まりが大きく変わることを見越して、「実写版 危険予知・事故回避トレーニング」の自転車編に、交通違反や事故の防止の啓発を目的とした動画2本を追加。これらのコンテンツでは、自転車が関係する違反や事故が増加する現状を踏まえた、道路上での危険な場面が再現されていると云う。
・自転車編その1 :「通学のため自転車で車道を走行中、前の自転車(友人)を追い抜こうと思うが…」。このような場面に潜む危険を体験。
・自転車編その2 :「車道を自転車で走行中、交差点を直進しようと思うが、前方には歩道を走行する自転車がおり…」。このような場面に潜む危険を体験。
なお、「実写版 危険予知・事故回避トレーニング」には、今回公開された内容のほかにも〝危険な場面〟を想定した様々な動画が公開されており、またこれらの動画をクイズ化した「交通安全3分トレーニング」も公開されている。
「交通安全3分トレーニング」では、毎日異なる危険予知クイズが出題され、動画を見て解答すると、危険度ランクや注意すべきポイントの解説が見られるほか、「受講完了証」も発行(画像保存)されるので、個人だけでなく、企業や職業ドライバーの社内安全教育にも活用できると云う。
JAFは、今後も映像コンテンツの制作・公開をはじめとした各種交通安全活動を通じて、日本全国の交通課題を解決するための活動を積極的に行っていくとしている。
■参考リンク:
・(JAF)「実写版」危険予知・事故回避トレーニング
・(JAFのYouTube公式アカウント)JAF Channel
・(JAF)交通安全3分トレーニング