いすゞ自動車(以下「いすゞ」)は5月25日、「人とくるまのテクノロジー展2021 ONLINE」(主催:公益社団法人自動車技術会、開催:5月26日~7月30日)に出展すると発表した。
今回、新型D-MAXおよび最新のピックアップ・トラック用ディーゼルエンジン4JJ3、安全技術のほか、カーボンニュートラルへの取り組みを紹介する。また、最適輸送の高度化に貢献する最新の安全・環境技術や、新型D-MAXの技術内容は、動画で紹介する。
主な展示内容は以下の通り。
1 新型ピックアップ・トラック「D-MAX」
2 新型ディーゼルエンジン4JJ3
3 先進安全技術
4 MIMAMORI(みまもり)/PREISM(プレイズム)
5 カーボンニュートラルへの取り組み
【新型ピックアップ・トラック「D-MAX」】
2019年に8年ぶりにフルモデルチェンジした「D-MAX」は、‘Efficient and Robust’を開発コンセプトとし、燃費性能、安全性を高めつつ、多様な使用環境、様々な使い方に耐えうる車を目標に開発。また、デザインも一新し、従来のピックアップ・トラックの常識を超えた新たなデザインを採用している。
1974年にマザー工場である泰国いすゞ自動車(IMCT)でピックアップ・トラックの現地生産を開始以来、生産台数は400万台を越え、現在ではワールドワイドピックアップ・トラックとしてタイをはじめ、世界約100カ国以上に展開している。
【新型ディーゼルエンジン 4JJ3】
4JJ3ディーゼルエンジンは、かねてより世界各国で定評のあった小型車に搭載している4JJ1を基本骨格としたピックアップ・トラック専用エンジン。エンジン本体の性能デバイスと統合制御の改良を行い、排出ガス・出力・燃費性能の向上や、静粛性・音質の改善を実現した。また、将来展開を見据えたモジュールエンジンとして、高次排出ガス規制の対応可能な次世代ECMを開発した。
【先進安全技術】
新型ピックアップ・トラック「D-MAX」と小型トラック「エルフ」は、使用シチュエーションに応じて市街地など低速域での事故を想定し、昼夜を問わず車両や歩行者、自転車といった障害物の立体検知に優れたステレオカメラを搭載。また、中型トラック「フォワード」と大型トラック「ギガ」には、高速域での事故を想定したミリ波レーダーとカメラを採用し、横断中の歩行者や自転車まで検知範囲を拡大した。いすゞはトラックの事故分析結果に基づき、車型ごとに最適な安全装置を展開している。
【MIMAMORI(みまもり)/PREISM(プレイズム)】
「MIMAMORI」はデータ通信とインターネットを融合したサービス。車両データを遠隔で解析し、コンプライアンス遵守、エコドライブ指導等に有益な様々なサービスを提供するだけではなく、車両コンディションがお客様からも容易に確認することが可能となる。
また、「MIMAMORI」もしくは情報端末より得られる、車両コンディション情報を活用した高度純正整備サービス「PREISM」は、いすゞの小型・中型・大型すべてのトラックでサービスを展開。休車時間の短縮に貢献する。
【カーボンニュートラルへの取り組み】
2020年3月に「いすゞ環境長期ビジョン2050」を発行。いすゞは、気候変動を始めとする地球環境問題に対し、「豊かで持続可能な社会」の実現に向けて、地球環境への負荷を最小限にすることを目指し、5つの挑戦を掲げ、達成に向けた取り組みを推進している。